影響力の武器 実践編その5です。



選択肢が多いと買う気が失せる


ここでは実例を2つ上げています。


アメリカでは、新しい会社などに入社すると退職金制度
への加入を迫られます。



様々なプランが示され、その中から自分に合った制度を
選ぶ事になりますが、この仮説を裏付ける結果が出たそうです。


プランの選択肢が10個増える毎に加入率が2%が下がる
という結果が出ました。




また比較例では2種類のファンドから選ぶ場合と59種類のそれを
比較した際、その加入率は2種類では75%だったものが、59種類では
60%迄下がった
そうです。





同様な実験では、食品スーパーで、ジャムの試食を2箇所で
行い、その購入率を比較しました。


片方では6種類の、もう片方では24種類のジャムを
それぞれ試食として用意したところ、その購入率では24%の差が
つきました。




自分は何が欲しいのか分かっていない、という人が多い場合
選択肢を増やすことは、得策ではありません。








実店舗の場合、選択肢を増やすことで在庫スペースやその管理
原材料の仕入れ費用やその手間や維持費、販促にかかる
仕事量が増大するといったデメリットも少なくありません。


このような事から顧客に多すぎる選択肢を与える事は
購買意欲の減退に繋がる
という事です。




今日は以上です。




では、また!