昔は(20代〜30代前半)、小さく細かい仕事を依頼さえあれば時間の許す限りなんでもやらせていただいていました。


でも、段々変化していくもので、今では、デカイのが

ドン ドン ドン ドン!


って年に数個積み重なるようなスタイルに変わってきました。


楽しくやりたいなぁ・・・・


さて、昨日の会議では何が決まったのか?と言うと、今年の都内においての私の仕事が一通り決まった感じですね。


演奏についてと、運営についてと。


演奏については、

アレやりたいコレやりたい
こんな雰囲気がいい
コレとコレ組み合わせたらいいんじゃない?

などなど、沢山の会話の中から拾い上げるものが色々あり、フリーなディスカッションから生み出される一つの方向性が見えてきた時、自ずと良いものができるような気にさせてくれますよね。


まずは素材集めからやってみよう!




そして、運営について。


これは、実は去年の夏からずーっとずーっと悩んでいた部分です。
上記とは異なり、ディスカッションしてみてもイマイチ「これでいいよね!」と言えるゴールを見出すことができない。
何かが引っかかる。

Aプランを始動させては断念。
Bプランを構築させては躊躇してしまう。

年末年始を挟んで、一旦忘れてみてから、また頭をリセットしてから考えてみよう。


と、なかなかスムーズに進められてなかった部分。


コレはまさに、コロナ禍という今の時代の流れや、身の丈に合うやり方と効果をしっかり考えるためには、奇抜な思考やアイディアではなく、「時間」が必要だったと言うことなのだと思います。




分かりやすく例えるならば「配信コンサート」について。


リアルコンサートでなくても楽しめるメリットは魅力的だけれども、

・会場借用費
・配信技術料
・配信業者謝礼
・業者を利用しないならばそれが可能なだけの機材とスキルの用意(勉強)
・配信プラットフォームの選択

と、細かいアレコレを列挙すればキリがないほどリアルコンサートにはない項目についての検討と予算確保が必要になる。

それらをまるっと解決するのが配信チケットの売上です。


では、本来無限の広がりがあるはずの配信チケットをどれほど売ることができるのでしょうか。
どれほどまで期待ができるのでしょうか。


リアルコンサートと異なり、会場に行くことさえできれば誰でも聞ける。と言うわけではないのです。
開催側の諸問題をクリアしても、聞き手が配信コンサートというものに柔軟な姿勢好意的な感情を持っていないとその1クリックにたどり着けない。

私のように、ごくごく普通の音楽家レベルのコンサートならば、

・だったらリアルに会場へ行けるような時期になったら行くよ。
・どうせ見るなら配信じゃなくて生がいいよ。
・配信コンサートって言っても、どうせiPhoneの画面でしか見れないからいいよ。

となる。(ことが多い)


だからよほど出演者その個人のファンであったり、その楽器のマニアだったり、何かしらの付加価値をオプション的に付けたりしないとむずかしくなる。

その点、氷山の一角である武道館やアリーナを満席にできるアーティストたちは上記のような問題は一発で解決できますよね。


本当にすごい!と思います。


だから結果として、このご時世のよくある流れに乗っかって配信コンサートをやること自体は良いのですが、本当に費用対効果という点のみで考えて場合、自粛が続く中「私生きてます!」「私頑張ってます!」と主張する手段として捉えるのは中々リスクも大きくなりやすい。
つまりは、赤字を覚悟ということ。

よほどの目的があって実施するのは別としてね。



その反面、先ほども申した通り、いくらオンライン◯◯が急増してオンラインが生活の中心になったとしても、「コレに関しては絶対にリアルがいいよね」とか、「できればオンラインかリアルか選ばせてほしい」という意見が消えることもないわけで。


とくに、趣味や自分のライフスタイルを維持するためのことについては、とかくこだわる可能性が高い。
(仕事だと諦めがつきやすいらしい)


そして、私の職業はどちらかというと、その趣味や娯楽の範囲に当てはまることが多い。


オンラインが良い。
リアルが良い。


と、言っているわけではなく、その両方の効果的な活用が必要で、それはお客様のニーズにもつながるということ。


強制的な効力のある指示が国からは出てこないのが日本ですから、結局は、提案する側もそれを受け取る側も、最終的には「自己判断」と「自己責任」になってくるのだな、というのが今回の緊急事態宣言でわかってきました。


とは言え、崩壊している医療機関を考えると、やはり今の時期に何かをするということは私の望むところではありません。


まずは感染者数が減ってワクチン接種がある程度広がるまではじっとしていたいと思っています。

とくに私のいる神奈川県は東京都とも密接していますし、すでに感染源を追うこともできなくなっています。
自宅療養者も日々増えて、とうとう知事がお手上げ宣言も出しました。


まずは動かない。



その後にはきっと楽しいことが待っている。

そう思いながらたくさんの準備をしていきたいと思います。


長文失礼いたしました。


あ!

昨日オーナーからご馳走になった晩御飯

市販のルーを使わないカレー。
生姜たっぷりで汗が吹き出してきた!笑