前回はカザフスタンのアスタナに到着し、ホテルまで辿り着いたというところまででした。今回はその翌日からお話します。
翌日の朝は前日に日が替わるぐらいにホテルに着いたため10時ぐらいまで寝てしまいホテルの朝飯バイキングを逃してしまいました。
この日は前回も言った通り最初の目的地であるジェズカズガンまでの行き方を確保することです。ホテルのチェックアウト時間ギリギリまでダラダラしそこからジェズカズガンまでの列車の切符を買うためアスタナ市内路線バスでアスタナ・ヴォクザリ駅、通称アスタナ1駅まで行きました。
アスタナ市内路線バスは中国の宇通客車製のEVバスです。普通のタイプのバスと連節タイプのバスがあります。乗り口はおそらく前後関係ないと思います。信用乗車方式で車内の所々に貼ってあるQRコードを読み取って運賃を支払います。QRコードは"KASPI PAY"と呼ばれるカザフスタン版paypayと言った感じのもので売店やスーパーなどでも使われてるのを目にしました。ちなみに僕はこのQRコードを読み込んでもページが開かなかったので他の乗客に頼んで現金を渡す代わりに払っていただきました。おそらくahamoの回線なのでVPN関係で開けなかったのではと思います。
バス停 バスのレーンがあります。
そんなこともありながら乗車10分ほどでアスタナ1駅に到着。
アスタナ・ヴォクザリ、通称アスタナ1駅
驚いたことは駅の中に入ること保安検査があること。保安検査の機械は空港のよりはかなり簡易的なものです。
早速窓口へ行きジェズカズガンへの切符を購入といきたいところでしたがなかなか係員に伝わらず。1時間弱は格闘したと思います。簡単な英語でも全く伝わらず買うならカザフ語を喋ってくれと言わんばかりの係員の態度。Google翻訳を駆使し、なんとか買えました。
購入した切符はアスタナのもう1つの大きな駅であるアスタナ・ヌルスルタン・ヌルリ・ジョル駅からジェズカズガンまでの寝台列車です。列車は2等車と3等車があるそうで、せっかくなら2等車にしようということになりました。料金は1人12000テンゲ日本円で4500円ほど。安いといえば安い。
Departureと書いてあるところが始発駅
Arrivalと書いてあるところが到着駅
066が列車番号、15号車の9番座席
切符を買ったとこで夜まで暇なのでアスタナ郊外へ撮り鉄しにいくことに駅前で白タクを拾い、20分ほどでポイントへ。
目の前には操車場があるのでディーゼル機関車が行ったり来たりしてます。
まともなカットではないので画面撮りで失礼します。入換の機関車。
目的はソ連製のВЛ80という機関車の列車です。貨物列車でも客車列車でもなんでもいいので来たらいいなといった具合で撮影。時たま列車が走っていきます。現代的な見た目の機関車の列車がほとんどです。
待つこと30分ほどで目的のモノが来ました。少し雪が降っており、視界が少し悪め。そんな中、ВЛ80のフレームライナーがやって来ました。初めて見るそのずっしりとした感じが圧巻でした。星のマークがカッコ良さを際立たせます。日本のコンテナの貨物列車は最大でも24車ほどですがここの貨物列車は正確に数えてはないのがそれを凌駕する程の長さです。
3時間ほどここにいましたがまともに撮れたВЛ80は3本のみ、1本は単機でした。
青色もいます。
難なく撮影してる様に見えますが昼間でも-10度前後の世界です。身体の芯にまで堪える寒さです。僕は日本からたくさん持ってきたカロリーメイトで腹を満たして寒さを凌いでました。食べれば少しは温まるので。
限界だと思ったところで撮影を終了し、アスタナ・ヌルスルタン・ヌルリ・ジョル駅に向かいます。カザフスタンは道を歩いてれば勝手に白タクがとまってくれます。その白タクに乗り駅まで向かいました。
乗った白タクが日本から来たHONDAの中古車でETCの確認の日本語を喋ってたのが面白かったです。運ちゃんに車の時計が日本時間になってるから現地時間に合わせてくれと頼ましたが結局できず。そんなことを話してると駅に到着しました。
キリがいいので今回はここまで。次回は寝台列車について書こうかと思います。