冥王星の拾いもの写真に少し画像処理をしました

 

 

 こんにちは、占い師の北 白龍です龍

 このブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございますお願い

 

 久しぶりに、占いの記事を更新したいと思います。

 

 今回は、冥王星に関する記事になります星

 けっこう、長くなりますニコニコ

 

  てんとうむしてんとうむしてんとうむしてんとうむしてんとうむし

 

 今年、冥王星はとうとう、2008年から滞在していた山羊座を抜け、本格的に水瓶座に入座します。

 冥王星が発見されたのは1930年、蟹座にいるときにおいてなので、水瓶座に冥王星がいる状態は初体験。

 これから人類は未知の領域に突入していくことになりますロケット

 

 これを書く少し前、121日に冥王星は一旦水瓶座に入りましたが5月初めから逆行し、92日から1120日まで、最後の悪あがきのごとく再び山羊座に戻り、1120日からは水瓶座をずっと進行していきます。

 今年の秋には、とうとう「水瓶座の時代」が本格的に始まる、ということになります(山羊座にはその後250年間くらい、戻りません)。

 2024年秋以降、2044年頃まで冥王星は水瓶座にいることになりますが、その間、どれだけ社会が変わるか想像もできないかなと思いますびっくり

 

 この辺りのことは占星術の専門家以外の方も含め多くの方が語っておられることでしょうし、わたしも2018年に、他のブログで「社会的な影響力が強い山羊座の次は革新の星座・水瓶座に冥王星が行くとは、これから社会はどうなってしまうのだろう」という記事を書いたことがありました( こちら と こちら )。

 

 思い起こしてみると、、冥王星ばかりでなく土星と木星(と太陽と水星)が山羊座に集まった2019年末に「コロナ禍」が中国で見え始め、以後世界全体をすごい勢いで揺らし、土星と木星が入ったばかりの水瓶座で「グレート・コンジャンクション」を形成した2020年末以降、まるで星回りに呼応するかのように、「水瓶座らしい新しい社会の足音」がどんどん強くなっていきました。

 これらのことから、わたしは、「支配層と言われる人々は占星術を使っている」という説は事実なんだろうなあと思うようになりました(笑)。

 たぶんその人たちは、星の力を最大限に利用しよう、という心意気と実行力があるのだと思います。

 

 調べてみると、毎年218日というのは「冥王星の日」なのだそうです(この記事の更新日の翌日です!)。

 先に書きましたように、1930年の218日に、アメリカの天文学者クライド・トンボーが冥王星を発見したからなのだとか。

 なんと、「冥王星の日」というものを「企業や製品の広報やPR」などに使おう、という動きもあるようです。

 天王星や海王星も近代に入ってから発見されましたが、その発見日は「冥王星の日」ほどには盛り上がらないもよう。

 「冥王星推し」ですねグッラブ

 

 こういうものを知ると、支配層と言われる人々は、つくづく冥王星が好きなんだろうなあと思います。

 これは、冥王星が見つかった頃に「原子力の発見」もあったことで、冥王星の象徴として「破壊と再生」というものすごい「パワーワード」が与えられたからだと思います。

 西洋占星術界の「ラスボス」ですバイキンくん

 支配層は、そんなふうな「世界を支配できるもの」のことが、好きなんだろうと思います(笑)。 

 だから、2006年に、冥王星を準惑星に降格する、などということもしたのだろうと(その力を自分たちで独占するために、という説もその頃見ましたが)。 

 

 ですが実は、わたしが少し心の距離を取っていた西洋占星術に再び向き合うようになったのは、まさにこの「冥王星の準惑星への降格」の話が出たときなのでした流れ星

 

 「そんなことある?」ということから、冥王星について考え始め、再び占星術に真剣に向き合うようになりました(わたしは占星術でホロスコープを作ること自体は18歳の頃からしていましたが、星に振り回される自分をよくないと思うようになり、20代中盤の頃には心の距離を取りはじめ、その後もライターなどで占いの仕事はしていたのですが、30代入ってわりとすぐにそれらの仕事も辞めていました)。

 

 つまり、この「冥王星の降格」の話題が、「自分の人生の吉凶占いとしての占星術」だけでない視点を持つきっかけを、わたしにくれたのですスター

 

 それはつまり、占星術や星たちが自分の人生にどういう影響があるのかということに加えて、それらが社会全体にどういう影響力を持っているかについて考え始めるきっかけでした目

 

 2006年は、冥王星が哲学や理想を求める射手座の最後の方にいた頃で、山羊座に入る手前でありました。

 

 そして、2008年に冥王星が山羊座に入った頃、アメリカでリーマンショックなどが起こり、「カーディナル・クライマックス」という言葉がクローズアップされ、それから、占星術がとてもおもしろいと感じられるようになったのです。

 そこから、真剣に自分のホロスコープを検討し直し始めました。

 すると、星の力というのは、本当に個人の人生に影響するなあ(=占星術って当たるなあ)と、より思えるようになっていったのでしたおねがい

 

 そして、であるならば、個人として、「星に振り回される」のではなく、前もって星の動きを知ることで、その力を使ったり、悪影響を小さくできるかもしれないということにもなるのでは、と思い至ります。

 その視点を持つことになるきっかけになったのが、2006年の「冥王星の準惑星降格」問題と、2008年の「冥王星山羊座入座イベント」だった、ということになります。

 

 前置きが長くなってしまいました。すみません。

 

  てんとうむしてんとうむしてんとうむしてんとうむしてんとうむし

 

 そんな、いろいろな意味で社会的な影響力の強い冥王星ですが、冥王星などの「動きの遅い星」がその進行する星座を変えるとき(星座移動するとき)には、それなりに社会にインパクトの強いできごとが起こるのだと言われています。

 

 「時代が変わるようなできごと」です地球

 

 だから、2024年や2025年になにかがあるかもしれない、と予測する人が多いのもうなずけることです(来年は冥王星の次に動きが遅い海王星と、試練の星・土星が牡羊座に入り、これは社会の刷新を促しそうな星回りです)。

 

 そして、そのような時代を変える星が星座を移動して、世の中にインパクトが与えられるとき、その影響が人生のどの分野に出るのか、ということは、それぞれ、個人個人で違います。

 

     

  

   閑話休題で拾いもの画像の太陽系

 

 ここからが今回書きたかったことなのですが、その「個人にどう影響があるのか」を観るのに有効なのが、出生時間を元にして算出される「ハウス」という占星術の読み解きポイントなのです(ここで話題として取り上げるハウスシステムは、日本で多く使われている「プラシーダスシステム」です)

 

 今天空で動いている星の星座移動の時期を、どのハウスで受け止めて過ごすのかを観ることで、その時期、その人の人生のどの分野にその影響が現れやすいのか、読むことができると思います。

 分野というか、その人の人生を構成する環境の、どのエリアに影響が出るのか、です。

 例えば今回の冥王星の星座移動が第7ハウスで起こる場合(わたしです)、パートナーシップや、他者との対等であるべき関わりにおいて、今までのやり方を覆すようなことが自分に求められ、その影響が現れる。

 しかもその冥王星は、独創性と革新の星座・水瓶座に入るので、独創的にそれを受け止め、自分なりに消化しなくてはいけないグー

 そういうことになると思います。

 

 もちろん、冥王星だけではなく全ての星が星座移動するときにも、同じようにその星が滞在している「ハウス」の表す分野が刺激を受けることになるかと思います。

 ですが、移動する機会の少ない、より動きの遅い星のほうが、強烈な印象を残すような影響になるのではないかなと思われます。

 そういう意味でも、一つの星座にいる時間が一番長い(15年以上など)冥王星は、やはり「ラスボスバイキンくん」なのかなと思います。

 

 ここで問題があります。

 

 ハウスという占星術での重要な検討ポイントは、出生時間が分からないと正確なものは分からないのですね。

 出生時間は、母子手帳や「へその緒」が入った箱などに書いてありますが、それがなくなっていたり、ご両親の記憶などもすでになくなっている、という方も多いです。

 

 そういう方には、「ハウスで観る占星術」が、なかなかできないという問題があります。

 

 そして、「ハウス区分」には、その人に与えられる人生の環境の特徴が現れるので(同じ誕生日でも、人生でクローズアップされる分野が異なってくる。例えば親の影響が大きいか、独立心が強いか、など)、出生時間が分からないというのは本当に悩ましい問題になるのです。

 

 出生時間が分からない場合には、その方の持っている資質・性質や、人生イベントの時期や傾向などを鑑みて、ハウス区分を推測することもできなくはないですが、それで時間が完全に確定、ということにはなりにくいので難しいです。

 東洋の暦で見る命占も作り、その特徴を比べて出生時間を推測する方法もあるそうですが、お恥ずかしい話ですがわたしにはその技術はないのでした。

 なので、出生時間が分からない方は、以下に書くことはあまり参考にならないかもしれません。

 申し訳ありません。

 (西洋占星術では、出生時間が分からなくても、その人の性質や、人生の運気の傾向はある程度は読むことができます!)

 

  てんとうむしてんとうむしてんとうむしてんとうむしてんとうむし

 

 ここから先は、出生時間が判明していてハウス区分が分かっている人が、今回の冥王星の水瓶座入座の影響をどう受けるかについて、各ハウスごとに簡単に書きたいと思います。

 

 冥王星ですので、苦しみの中からホウホウノテイゲローでその「学び」を勝ち取ることになると思いますし、水瓶座ですので、常識にこだわらず、独創的なやり方でそのテーマを追求していくほうがよいのだと思います。

 

 以下のサイトで、生年月日と出生時間、出生地を入力すると「ホロスコープ」を作ることができます↓

  円の中心の番号があるところが「ハウスの番号」になります。そして、水瓶座の始まりのところがどの「ハウス」にあるのかを観る、という手順です。

 

 では、どのハウスでどういうテーマがあるのか、一つ一つ書いていきたいと思います。

 

  

 

 ・第1ハウスで冥王星が水瓶座に移動する人

  自分自身に対してのセルフイメージを根底から書き換えるようなことが起こりそう。自分自身へのこだわりを捨てて気持ちの上で生まれ変わる必要性が。

 

 ・第2ハウスで冥王星が水瓶座に移動する人

  お金や自分の住まいを維持することに対して苦労がありそう。自分を守るためだけでなく、自分の居場所に関わる人々も含めて守るという視点が役立つかも。

 

 ・第3ハウスで冥王星が水瓶座に移動する人

  身近な場所や交友関係での言動に注意が必要に。不用意な発言などで信用を失うなども。身近だからと甘えたり、逆に警戒しすぎたりのクセを改める必要が。

 

 ・第4ハウスで冥王星が水瓶座に移動する人

  実家や故郷の問題が出てきそう。地元を離れたり、逆に地元に戻らないといけなくなることも。自分が受け継いだ家系の資質や問題を受け入れるしかなさそう。

 

 ・第5ハウスで冥王星が水瓶座に移動する人

  自分の快楽や楽しみに対する態度を改める必要性。遊びや恋愛、芸術をむさぼることは危険の元かも。子供がいる場合は、子供から自己変容を求められることに。

 

 ・第6ハウスで冥王星が水瓶座に移動する人

  仕事や日々のルーティンワークを構築し直すことに。仕事に大きな意味を与えず、生活に必要な作業と割り切るほうがよいのかも。過労や健康問題にも要注意。

 

 ・第7ハウスで冥王星が水瓶座に移動する人

  伴侶やパートナーに徹底的に関わることが求められる。他者から求められるものを察知し、それに応える力や工夫する知恵を身につけるよう昇華すべし。

 

 ・第8ハウスで冥王星が水瓶座に移動する人

  他者の犯してはいけない領域にまで入り込み、拒絶されることが増えそう。支配せず、人との距離感を学ぶべき。遺産問題が想定と変わる可能性も。

 

 ・第9ハウスで冥王星が水瓶座に移動する人

  哲学やスピリチュアルなことに傾倒し、周囲から浮くことも。海外や遠方の問題に夢中になるあまり足元の生活が二の次に。食事などしっかりして。

 

 ・第10ハウスで冥王星が水瓶座に移動する人

  仕事での野心が異常に高まることに。周囲の人を傷つけるやり方で推し進めて孤立する可能性も。それでもどうしても結果を出したいなら相当な覚悟を。

 

 ・第11ハウスで冥王星が水瓶座に移動する人

  未来に対するヴィジョンを獲得しようと七転八倒しそう。何も信じられなくなり諦めたくなることも。同じイメージや思想を持つ人と出会えるかが鍵に。

 

 ・第12ハウスで冥王星が水瓶座に移動する人

  「前世」や「先祖」を意識せざるを得ないような、自分ではどうにもできない大きな運命の力を感じることに。足掻かずに流れに任せたら発見もありそう。

 

 

  てんとうむしてんとうむしてんとうむしてんとうむしてんとうむし

 

 以上はわたくしなりの表現ではありますが、このような感じで、今の冥王星が水瓶座に移動するこの時期の人生のテーマとその影響を見ることができると考えます。

 

 逆に返すと、出生時間が分からない人は、ここ数年で上に書いたものの中で思い当たることがあり、「ああ、自分はこの問題を(宇宙から強制的に)やらされてる感じがする!」というものがありましたら、そこからその方のハウス区分のざっくりした方向性を見つけることができるかもしれません。

 なにかピンとくるものはありましたでしょうか龍

 

 ちなみに、その冥王星が今現在個人にもたらす影響やテーマの出方ですが、人によって強弱はあるかと思います。

 冥王星が、火星より前の星(月・水星・金星・太陽・火星)とのタイトなアスペクト(度数誤差範囲の狭い星同士の角度形成)がある方は、人生の中で冥王星の影響をより感じとりやすく、上に書いた冥王星とハウスのことも現れやすいかなと思います。

 

 逆に、冥王星は木星以降の星としかアスペクトを作りません、という方は、この現在の激動の時期を「なんとなくやり過ごす」という感じで行けるのかもしれません。

 しかしながら、、これから社会そのものの変動が大きく、世の中いろいろありそうだとは思うので、誰でも多少は、冥王星の水瓶座移動の影響を受けるのだろうと思います。

 ときには、ハードな状況の中でそれを感じることもあるだろうと思います雷

 加えて細かくなりますが、この冥王星による時代の変化の影響は、冥王星がご自身のホロスコープの太陽やアセンダント、MCと重なるときや真向かいになるときなどに、ハッキリしたできごとや事件として現れる可能性が高いです。

 その星周りがある方は、踏ん張る心の準備をされてもよいのかなと思います。

 

 と、こんな感じのことを書くと、冥王星を怖く感じるかもしれません滝汗

 でも、宇宙から、あるいは冥王星から求められていることがなんなのか分かれば、乗り越えることができるのではと思うのです。

 ただただ闇雲に「やられっぱなし」でいるより、そうやって意識して対応してみたら、星の影響から生まれる結果が変わるかもしれませんアップ

 

 結局、「占星術を使う」というのは、そうやって自分の心や対応力を成長させるということに他ならないと思います。

 そして、これだけ冥王星がフィーチャーされている世の中なので、占いをただ単に「開運するためのもの」として使うより、自己成長に役立てるのがやはりよいのだと、わたしは考えるのです。

 たぶん、「宇宙」は、まずその姿勢こそをわたしたちに求めているのだと思います。

 金運だの恋愛運だのの前に。

 

 そんな視点で、占星術を見てみるとよいのかなあと思いますニコニコ

 

 蛇足ですが、出生時間が分かってハウス区分ができる方は、冥王星が次のハウスの境界線(カスプ)を超えるタイミングで、上に書いたようなテーマが人生に現れ、その後そのハウスにいる間はその問題が長期にわたって生活のベースに横たわっていくのだと考えてもよいかと思います。

 15年以上などの長期に渡って「(宇宙から)やらされるテーマ」ということになります。

 

 そして、冥王星は動きが遅いので、一人の人が全てのハウスの「学び」を冥王星から「やらされる」わけではありません(一生の間で、たぶんハウス6個分くらい経験できればだいぶ多いのではないかと。これもホロスコープによって、個人差が出る箇所です)。

 

 今のこの冥王星が水瓶座に移動する時期、このハウスと水瓶座冥王星の組み合わせのテーマが与えられた中で、ここ(地球地球)にいる、ということにも思いを馳せてみると、視野が広がる部分もあるかもしれません。

 

 出生時間の分からない方には、悔しい記事になったかもしれないこと、申し訳ありません。

 

 いずれにせよ、西洋占星術を、いろいろな使い方で利用していってもらいたいと考えていますおすましペガサス

 

 

   北 白龍 ご予約・お問い合わせ 090−8561−3968

  

    

 

 

   今回の記事を書くにあたって参考にしたのはこちらの本になります本