前章に続いて仏壇に就いて質疑応答します。
7)、仏壇は小さくても宜しいですか?
御本尊が仏壇の大きさに比例しますが、根本的には大きさに依り、働きが異なる等は有りません。
・例えば奈良の大仏の様な大きな仏が有る一方で、東京・浅草観音(浅草寺)の御本尊は昔、漁師が川で投網して居た時に網にかかった観音様を御祀りしたのが今の浅草寺です。
・此の御本尊の観音様は身の丈が1寸しかなく一般には公開されず、秘仏とされています。
・この小さな仏様では参拝者は信用しないからです。
・しかし働きは大仏様と同じです。
・其れが証拠に、全国から多くの参拝者が年中絶えないではないですか・・・・。
・ただしお参りされる方の為に、御本尊のお厨子の前に「お前立ち」と云って大きな
観音様が安置されています。
・参拝者は其の観音様を見て、安心して敬虔にお祈りされる様になって居るのです。
・ですから本尊の大きさには関係しませんがお参りする家族の人達が仏、先祖さんに敬虔な気が起きるかどうかです。
・小生の経験では最初小さな仏壇で初めましたが矢張り、ご他聞に洩れず、余り信じることが出来ず、悩んでいた処、蝋燭立が転び、仏壇に焦げ目が出来た為其れを契機に大きい仏壇に買い換えました。
・それ以後はお参りして居ても大変先祖との交信が出来て居ます。
8)、仏壇の向きはどちらがよいでしょうか?
①、南向き、東向きを原則としますが、浄土系のみ西向きも良しとして居ます。
其の理由は阿弥陀如来が西方浄土に居られるとしている為です。
②、安置する場所はトイレの前等の不浄な所、階段の下、台所、玄関口等は避けましょう。
③、電波の発するテレビの前とか、寝床の足下とかには置かない様に。
9)、仏壇の種類に就いての注意すべき事は?
①、浄土系は金箔が前面に張った派手なものがよ合います。
逆に黒壇、紫檀、等の暗いものは出来るだけ用いない方が云い様です。
②、禅宗系は黒壇、紫檀、花梨、等の暗い質素な感じの方が良く合います。
③、天台宗は何種類もの本尊が有りますので、本尊に合う様にすればいいでしょう。
④、真言宗、日蓮宗は其々派手でもなく、地味でもない物で、浄土系とは少し趣が異なります。
10)、仏壇は何時頃御迎えしたら良いでしょうか?
①、長男、次男に拘わらず、親と分家した時は誰でもお迎えした方が得です。
②、良く知らない人は次男は要らないとか、親の方に仏壇が有るから要らないとか間違った事を堂々と云う人が有りますが全くの間違いです。
③、仏壇は先祖の為でなく、自分、自分の家族の為です。
仏壇を持って拝む家族と、持たない家族では全然人生が異なって来ます。
④、先祖の加護を得ないと、自身の実力では損が多いようです。
⑤、又お迎えする時は、親から核家族として分家する時、等出来るだけ早くに用意するのが良く、その時期の制約は有りません。
⑥、しかしどうしても拘るのでしたら、お盆、御彼岸、祥月命日、等に合わして下さい。
⑦、仏壇えの入魂式は自分で出来ます。
しかし心配ならば近くの同じ宗旨のお寺の僧侶に頼んで来てもらい、入魂だけをお願いして下さい。
⑧、其の時はお花、線香、蝋燭の他、果物、アンコ入りの甘いものを御供えして下さい。
11)、位牌代わりに写真を祀っても宜しいか?
①、絶対に写真は祀ってはいけません。写真は此の世の姿の為死んだ霊は其の写真の姿にこだわり、中々成仏が出来ません。
②、仏壇外の欄間に御姿写真を掛ける人が居ますが、これも先祖の霊の「後ろ髪を引っ張る」事となりますので、余り感心できません。
ですから態々戒名を付けて此の世の人でない様にして有るのです。
③、アルバム帳等は構いません、其れは昔を懐かしむ為ですから。
12)、妻の実家の相続人が居なくなった時の仏壇はどうしたらいいでしょうか?
①、嫁ぎ先に持って来ます。
そして拝んで下さい。
②、但し主人の仏壇との部屋と離して下さい。
例えば2階などです。
③、但し仏壇は妻の代だけです。
④、或いは家が狭い場合は仏壇を放棄し、別に不動尊、地蔵尊、観音様等をお祀りして、其の仏の前で実家の先祖を呼び出し供養して下さい。
13)、仏壇に瀬戸物等の仏具を置いて宜しいか?
①、割れ物等仏具は置かない様に。
ひび、割れが有るのを不吉としますので。
14)、どんな鳴り物も使用してよろしいか?
①、宗旨により少し異なりますが、一般的には何を使っても良い訳です。
其の種類は「オリン」、「拍子木]、「木魚]、「うちわ太鼓」、「鐘」等が有りますが。
「うちわ太鼓]は日蓮宗だけのもので、他はどの宗派で使っても良い訳です。
②、要するにこれ等の鳴り物を使うと云う事は仏の方で要求されるものではなく、一生懸命に読経、念仏等で励む者の「感情を高める」為のもであります。
③、ぼんやりと読経、念仏をしておりますと、他事を想って居たり、眠気を誘発したりしてしまいますので、御好みにあつた鳴り物を御使いになる事は大変有意義であると思います。
④、因みに小生の場合は、「鐘」、「拍子木」、「御リン」、「木魚」、を使用し、大変気分が高揚します。
色々試して見て下さい。
15)、先祖供養は何時頃が宜しいか?
①、早朝、夜が宜しい。
②、1日に1回から2回が良いと思います。
③、因みに小生は朝1甲斐 夜は食後1回です。
④、1日2回と云う事は、2日分先取りして供養した事になります。
⑤、それだけ先祖も早く成仏が出来る勘定になります。
⑥、又徳も早く頂けるようになる事にもなります。
以上ですが大事な事は供養する人の気持ちが高揚するように工夫すべきであります。