各章でストレスが自律神経の活動を活発にして、色んな疾病を起こすことを述べてきましたが、此の章では更に詳しく説明しておきます。
<ストレスの原因である、悩み、悲しみ、苦しみ、恨み等は>
①、・既に述べた様に自律神経の交感神経を持続的に緊張させ顆粒球を増加する だけでなく、其の他に
①、・脳の<大脳辺縁系>と言う部位で感知され、其処から同じく脳の<視床下部 > (自律神経、内分泌機能、食欲、性欲等をコントロールします)え伝達され ます。
・そして其処から更に脳下垂体に伝わり脳下垂体の伝令により副腎皮質に刺 激し、副腎皮質ホルモンを分泌させます。
②、 ・今一つは視床下部より自律神経に促し、アドレナリン、ノルアドレナリンを 分泌させます。
・そして此の分泌液は同じように血管を収縮させる作用があります。
例えば心臓に送る冠状動脈で血液が流れ難くなると心筋梗塞が起きる等で す。
・又血管収縮により血液循環が悪くなり低体温となります。
低体温の一番の疾患は慢性疲労症候群です。
年中疲労で何もする事が出来ない現代病です。
・之も強いストレスが原因で交感神経が緊張状態となり、血管が収縮し、血流 が悪くなり低体温となり。
・又怠け過ぎて、筋肉を使わない生活を続けますと、副交感神経が働きすぎて 低体温になってしまいます。
・心臓の筋肉は収縮力が高まると、心拍数をも上がってしまいます。
③、一方交換神経の緊張の高まりにより、顆粒球がどんどん増え、活性酸素が増 加し粘膜,と組織を傷つけ組織破壊を越し炎症が起きます。
◆ 粘膜破壊の例…歯槽膿漏、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、痔、糖尿病、心臓病、脳血 管障害、癌等
◆ 組織破壊の例…急性膵炎、急性腎炎、突発性難聴炎、等
・又組織破壊が起きどんどん進行して行きますと、其の破壊、傷を修復する為に細 胞の増殖をしなければなりませんので、増殖関連遺伝子(癌遺伝子)が働き出しま す。
・ 此の増殖関連遺伝の事を<原型癌遺伝子>といいます(本来は必要な時だけ 働きますので、正常遺伝子なのですが、急速に繰り返し繰り返し働きますと「癌 遺伝子」になってしまうのです)
・そして其の増殖を繰り返している内に、増殖の「調節」が小まめに作用することが 出来なくなって、その結果細胞を無限に増殖するようになってしまいます。
其れが癌遺伝子です。
・そして更に交感神経は血管を収縮させる働きが有る為、全身に血流障害を起こ させます。故に血圧が上がり(高血圧症)、コレステロール(高脂血症)が高くなり ます。
・其処で又降圧剤(血圧降下剤)、コレステロール降下剤を飲まないといけないと いう羽目になってしまいます。
・更に副交換神経活動が低下(交感神経と拮抗していますので、、交感神経が 高ぶりますと、副交感神経は静止します)しますので免疫力の低下が始まり、 癌、炎症性の病気、等ありとあらゆる病気を惹起させてしまいます。
以上の事を纏めますと、
交感神経の(働き1)、
①、ストレス(自律神経過敏)により、交感神経が緊張する。→ ②、顆粒球増多→
活性酸素の大量発生→③、組織、粘膜破壊→④、組織の再生が繰り返す→⑤、細胞の増殖関連遺伝子の異常→⑥、癌細胞の増殖(発癌)。
(働き2)
①、交感神経の緊張 →②、血流障害(血管が収縮)→③、組織に老廃物、発癌物 質が停滞。 低体温。
(働き3)
①、交換神経の緊張→②、排泄、分泌能(パーフォーリン)の低下→Nk細胞の働き が落ち癌細胞の増殖 (副交感神経は交感神経が活動時の間は停止する為、リ ンパ球が停滞する)。
故にNK細胞の働きが落ち(癌を殺すパフォーリンが分泌しない為)癌細胞を増殖 させる。