移転にあたってのご挨拶 2025
本当にひさびさになります。ふと、仕事帰り、深夜の電車の中で、メールボックスを見ると、サービス終了によりブログが消える、と・・・。2008年、深く思い悩みながらも、目の前に広がる鉄路の風景だけは圧倒的だった、10年~20年近い昔のこと。改めて、読み返して自分の撮りたい絵を求めて無心に走っていたころをすぐに思い出しました。すぐに、このブログを残すことにしました。写真のリンク切れがある部分があるので、随時補っていきます。また、文字列で旧ホームページの更新案内をしている記事など、残す価値のなさそうな記事は非表示に落としていきます。写真がある場合は、それとわかるようにしながらあえて残します。絶望感が昔の記事のそこかしこに現れていることに気づくかもしれません。実際に、いろんな理由で将来の展望が見えなかった頃、写真だけは目の前で成果を感じやすかったから積極的に撮っていたという状況でした。決して人付き合いのいい方ではありませんでしたが、そうして撮影の現場で鍛えた精神力と判断力は何物にも代えがたいとも思っています。やがて海外に飛び出し、必死に生き抜き、最終的に祖国に帰ってきました。今は、もう、あまり沿線に立つことは多くありませんが、時々、昔の戦友に連れられ、カメラを構えることもあります。今は鉄道が好きな子どもに、写真を見せながら、この頃の鉄路の物語を話すことがあります。子どもにとっては、遠い国の冒険物語のように見えるようです。そういう子どもの様子を見て、何らか残しておけば、いいのかもしれない、と思ったのがこのブログを曲がりなりにも残すことにしたきっかけです。少しずつ、付けたし、付けたし、したいとも思います。静かに見守っていただければと思います。2025.3.22 京都鉄道博物館