題名のセリフ。

僕と北川に浮いた人なら聞いたことあるはず笑


いくぜ!!北川!!あにい見参!!


この言葉を放ち地面を蹴り上げ僕は湖面に飛び出す。


去年は春から大学生となった長男にワンシーズン、愛艇とフィールドを譲りました。


その間、僕は山をひたすら登りました。


息子は自分の魚を獲るために。

僕はバスフィッシングを一度、リセットするために離れました。


再び、昨日、僕は北川ダムに浮いた。


俺のいない北川ダムは鯉のいない池みたいなもんでしょ?!(勝手に言わせて下さい。)ってくらい 淋しかったに違いない。


今回浮いて何も感じなければもう辞めてもいいかな?とも考えていた。


10年以上前にバスフィッシングを辞めていた友達と一緒に浮きました。


青い空と山の緑。

一人なら山を歩いていたかもしれない。


でも今日は青臭いミドリのバスに逢いに行く。


湖面に浮いて最初の一投でいきなりバスに逢えました。


バスのほうが俺に逢いたかったのかな?笑


白い靄の向こう太陽が姿を現す。


何度も眺めた風景です。




こんな良い天気なら山の上も最高の朝日を見れたことだろう。
そんなこと思いながらも舟はバスのいる場所に向かう。


これぞ北川のバス!!

初めての北川ダムで初めての北川バスを手にした友達。


友達の喜ぶ顔見たら僕も嬉しくなりました。

友達は初めて浮いたので陸っぱりとの違いをアドバイスして僕の舟が向くラインにルアーを通してもらう。

最初のバスを釣ってから一投もしない僕に遠慮する友達。

投げなくても釣りしてるからと僕。

このルアーに変えてみてとルアーチェンジしてもらう。

ルアーもタックルも僕のを使ってもらいました。

そしてその一投。

竿が曲がる。

岸から離れるように沖にボートを向ける僕。

ぎこちないやりとりの友達。

竿を寝かしよ、巻きすぎないようにな!と僕。

ボートの取っ手に巻かれる友達。

ラインを伸ばしてそこを退きよと僕。

ボートの下にいるバスを掌ですくう。

そして友達に渡しました。



昼飯頼むよと僕。

笑う友達。

そしてそのまま次のポイントへ行きます。

パターンとかテクニックはどうでもよい。

なにが一番楽しいかに進路を決める。

タックルを変えてクランクにチェンジ。

アドバイスを聞きながら水中をイメージする友達。



悲しいくらいに僕は北川バサーなんだと思いました。

リセットしようにも頭で考えなくてもバスを捕らえることは出来てしまいます。

釣れたバス、場所、常態から想定内の魚への道は描けます。

ずっとここで学んできたことは体に染みついているのです。

僕のほしいのは想定内のバスじゃない。
思いもしない場所で思いがけない奇跡な出逢いが欲しいのです。

どうやったらたどり着けるのか?

パターンとかセオリーを捨ててありえないと思うルアーで何も考えずにただ楽しんで投げてたら思いがけないところでいきなり現れる。

僕が描いてるのはそんな感動。


場所を変えて最後は思うままにルアーをキャストしてた友達。

僕もそんな顔して釣りしたい。

そんな顔が見たくて浮いた今回の釣行は最高の結果でした。

北川バサーは夢をおいかけなくちゃ!!

ただいま北川ダム。
ただいま北川バス。

北川バサーのあにい。今日北川に戻りました。

ミラクル狙いでスタイル貫きます。