移籍

私、北川祐介は６月１日付けで豊田合成に移籍することになりました。

実は僕は3月31日で松下電器を退社し、4月1日から嘱託契約選手として新たにバレーボール選手としての生活をスタートしていました。今まで会社に行っていた時間を将来指導者になる為の勉強に使おうというのが契約選手に切り替えた狙いです。

現在、バレー界というのはどんなにすばらしい選手でもほとんどが引退してからは会社に戻ってしまいます。もしその何割かが中学、高校、大学の指導者にいけることができればバレー界の底辺が拡大していくことでしょう。

会社をやめて、勉強とバレーの両立というのはかなりの勇気がいりましたが、自分の夢である指導者になる為に今まで以上の努力をしていこうと思います。

事実、この契約選手になると決めたのがリーグの始まるくらいだったのですが、今まで以上にプロ意識を強く持つことができ、個人的には良い結果が出せました。毎日の試合、練習が生活の手段となればおのずと頑張れるものです。

そしてＶリーグ終了後、プロとしてバレーを全うでき、さらに大学に通えて勉強ができる環境ということで豊田合成に移籍することを選択しました。豊田合成も４強、優勝をこれから狙えるチームだし、僕の今持ってる力がチームの役に立てると思います。また合成のほうも僕の力を必要と思ってくれたことを感謝します。

今日は報告までにこのぐらいで。

松下のファンの方への今までの感謝のメッセージなどは後日載せたいと思います。

また移籍の理由を今まで応援していただいたファンの方々、関係者の方々にこうやって報告できることを幸せに思います。僕を理解していただき、これからも応援していただければ幸いです。

チームは変わっても、目標は優勝・バレーボールの発展という気持ちは変わりません。