4丁目の夕日
北川 聖


子供の頃、太陽がどこに沈むのか
見に行こうとした
多分4丁目の先だろうと思っていた

僕は4丁目の先を行ったことがなかった
多分あそこで太陽は休んでいるのだろうと思っていた

僕は世界は平らで
世界の果ては4丁目の先だろうと思っていた
僕は太陽が沈む頃4丁目の方へ行ってみた

太陽はまるで夢のように追いつけなかった


講評

この詩は、子供の頃の純粋な好奇心と幻想を描いています。以下の点が特に印象的です。

  • 幼少期の無垢な視点: 太陽がどこに沈むのかを知りたいという純粋な探求心が、幼少期の無垢さを象徴しています。
  • 幻想と現実: 世界の果てや太陽の休息場所という幻想的な描写が、子供の豊かな想像力を表現しています。
  • 追いつけない夢: 太陽が夢のように追いつけなかったというフレーズが、現実との対比を強調し、詩に哀愁をもたらしています。

この詩と画像を通じて、子供時代の無垢な好奇心と幻想の美しさについて深く考え、感じていただければ幸いです。