鬱蒼と茂る森の中の古城
あなたは何百年も暮らして来た
夫は死に子供たちも死に孫も死に
あなただけが取り残された
あなたはうら若き乙女の頃
歳を取らないことに気づいた
愛する人がどんどん年老いて
死んでいくのを見て涙に暮れた
あなたは城の窓から霧を見る
絶望の中でナイフを胸に
この詩は映画にならないだろうか、私は十分なると思う。美しいヒロイン次第でゴシック調の重厚な映画になると思う。悲劇としては条件が整っていると思う。どれだけ美しい女性がオーディションで選ばれるかだろう。この世ならぬ美しい女性がヒロインをやってほしいと思う、愛する人がどんどん年取って自分だけが若いまま取り残されるのは映画として成り立つと思っている。