生まれながらに明るい人はいるのだろうか。

 

私も子供の頃は楽しかった。

 

ベーゴマ、2B弾、鬼ごっこ、缶蹴り、今では空き地が少ないからできなくなっている。

 

だが昔は空き地が死ぬほどあった。

 

夏休みの昆虫採集は今のさいたま新都心あたりの広大な原っぱでできた。

 

学校の校庭には夕方になると蝙蝠が飛びかった。

 

雨が降ると土の道路がぬかるんで遊ぶと泥だらけになった。

 

でも中学に入る頃になると競争社会に繰り込まれていった。

 

全員が敵となった。高石ともやの「受験生ブルース」がはやり、深夜放送が全盛期を迎えた。

 

高校は第一志望に入れた。しかし当時はロック全盛でバンドを作る人もいた。

 

グループサウンズが女の子に人気があるので男の子は海外のアーティストに憧れた。

 

でも絶対にGSが好きだったはずだ。いい曲が実に多かった。天才が溢れていた。

 

中でも「花の首飾り」「エメラルドの伝説」は永遠に残る名曲である。

 

僕もご多聞にもれずバンドを作った。その頃学校に居場所がなかった。勉強もせず茶店に入り浸った。

 

バイクも乗り回した。国立の大学に入るつもりだったが無理だった。文化祭で「旅の宿」を4番まで歌った。

 

今でも考えると冷や汗が出る。大学に入ってからは転落の一途を辿った。それ以後は暗黒だった。

 

だから詩が書けるのかも知りませんが。

 

皆さんはどんな青春でしたか? 教えて下さい。