私は幻しか愛さない

 

現実は私の心には苛酷だ

 

暗闇の中で生きられたら

 

ずっと夢見ていたい

 

人の視線も言葉も突き刺さる

 

心は傷つき血が流れている

 

私が心に手を当てる時

 

手は血でべっとりとしている

 

ただ自分だけの世界で

 

ひっそりとしていたい

 

やがて死を迎える時

 

私はホッとして目を閉じる