殺したいほど憎い奴がいる

 

バラバラに切り刻んでも怒りは失せない

 

ただ虚しさが残るだけ

 

何故なら憎しみはその奴から離れ

 

脳に刻み込まれてしまったからだ

 

脳の怒りの襞を破壊するしか

 

忘れる術はない

 

記憶を上書きする程の歓喜は

 

幻覚の陶酔にしか

 

ないだろう

 

醒めれば再び怒りは増していく