若き源氏の失墜から復活まで。原文で読む力がないために、これまで通して読んだことのなかった「源氏物語」を瀬戸内寂聴訳で読み始めた。最初、今泉忠義訳に挑戦したのだが、どうも文章に馴染めなくて、瀬戸内寂聴訳に替えた。巻三までで、桐壺から松風までがおさめられている。若き源氏の失墜から復活までだろう。有名な帖は、この前半にあり、読み応えのある部分だろう。