私の眠りにセットのようにもれなくつくのが金縛り
スペシャルセットが幽体離脱で
もひとつおまけがそのまま浮遊しながら外出し、そこらを探索
無事、戻り目が覚め窓を開けると、外で洗車する家族、公園で遊んでいた子供など浮遊しながら見たまんまの風景があったり
わたしの場合は金縛りがないと幽体離脱もおきないので、これがコントロールできるような人だったら違う世界の専門職になっていたかもしれないのでこれで良かったと思っている
金縛りにあわずとも寝入りのウツラウツラ状態の時に聞こえる声や音
聞こえるというか脳に入ってくるというか、ある時は馬の駆ける音、バキバキと建物が崩壊する音、戦国時代の戦場のような音、女性同士の会話、おっさんのつぶやきなどその日によって多種多様な音声を感じる
かかわりあいたくないので一切フル無視で寝てしまうのだが今でも忘れられない声のお話を綴ってみたい
もう10年前になろうか
以前住んでいたマンションで、その日は妙に眠くてお昼寝をしようとゴロンと横になった
すぐさま頭の中にセミが鳴くような音がする ジージー ジージー ジージー
金縛りきたっ
ほどなくおっさん数名の会話が頭に入ってきた
「10階から人が落ちて死んだわぁ」
「ほんまぁ」
「誰や?」
「女の人やったでぇ」
その会話の直後金縛が解け、飛び起きた
あ~怖かった
なんか眠気も覚めたし怖いからもう寝んどこってな感じでその日は普通に過ぎた
3日後早朝5時頃
熱帯夜が続き窓を全開で寝ていたらドーンと何かがぶつかる大きな音で家族一同目が覚める
思わずベランダを覗き見ると、先ほどの音で目が覚めた住人さんも同じようにベランダから下をのぞいている
それ以上見るのが怖くて部屋にすっこんだ
その日子供達を保育園へ送っていくのにエレベーターを降りた
ピロティでは住人らしき人達が井戸端会議をしており会話が耳に入ってきた
「びっくりしたなぁ」
「そりゃもうえらい大きい音やったで」
「飛び降り自殺やって」
「10階の女の人やって」
「怖いわぁ、夜、犬の散歩でけへんわぁ」
わぁやっぱりそうやったんか・・・
おしまい