『２３歳青年～第一章～』

2009年９月14日月曜日。


あれは23時を回った頃だっただろうか。








『14日の夜遊ぼうやぁ！！』



そう言われていた俺は、何故か一人寂しく22歳最後の晩餐を食べていた。




『アスパラと豆腐のマヨ炒め』

『キャベツとチキンの蒸し煮』

『バナナとたまごかけごはん』





時間の都合上、予定していたメニューとは少し変わってしまったが

“あれっ!?料理してたらいつの間にか12時過ぎてるやん!!”

という最悪の事態は避けることが出来たので良しとしよう。










このメニューにバナナはミスマッチやったかな…



そんなことを考えながら美味しく食していると突然、ファミマのベルが鳴った。
（ウチ、何故かチャイムがファミマの音なんです笑。詳しくは過去ブログ参照）











ドアを空けると、大学時代からの親友が一人立っていた。


『卒業するとやっぱ皆ノリ悪くなっちゃうみたいやなホンマは何かサプライズとかしたかってんけど…スマン（苦笑）』



久々に会えただけでテンションの上がり切った俺は、その発言について深く考えることもなかった。










大学時代はホンッマにアホなこといっぱいしたなぁ


そんな思い出話をしながら、俺は親友と２人で15日を迎えた。










『さぁー、15日にもなったことやし久々にドライブでもするか』


『おっえぇなぁ』










こうして俺達はいつもの様に、ごく自然に、ドライブに行くことになった。









だからこそ、車に乗ろうとした時は驚いた。








運転席と助手席だけを空け、車の中には友達がいっぱいに乗っていた。




『おーさしぶり偶然通り掛かってさあ、確か今日誕生日やっけ？おめでとしゃーん』


『えっどゆことどゆこと』


『はーい、出発進行っっ』


ブーン


『えっえっどこ行くのーん』











こうして俺の“９月15日”は始まった…






テレッテテンテテーン


～次回予告～

高士です。
謎ばかりではじまったタカシゲリオンの15日っ

天国か地獄か…果たしてタカシゲリオンを乗せた車はどこに行ってしまうのか

次回
『新年度・タカシゲリオン～は？～』
乞うご期待