6/14(金)





最近、ある新聞に「優れた能力と豊富な経験を持つ人材を探している」という求人広告が掲載された。





チャールズ▪︎キュベリスという人物が応募したところ、「数日後に面接に来るように」という返事があった。





そこで、彼は事前にその社長について調べ、面接で「これほどの経験の持ち主の下で働かせていただけるなら光栄です。二十八年前に創業されたときは事務員とたった二人だったとお伺いしております」と言った。






ほとんどの成功者は若いころの苦労話を人前で披露するのが好きだ。






この社長も例外ではなく、わずかな資金と独創的なアイデアで創業したことを振り返り、






度重なる落胆と世間の嘲笑を乗り越え、土日も祝日も関係なく、






毎日十二時間から十六時間働いて、ついに業界で一目置かれる存在になったことを誇らしげに語った。





そして、最後にキュベリス氏の経歴について少し質問し、「よし、この人物を採用しよう」と副社長に告げた。





キュベリス氏は事前に社長の功績について調べ、相手に興味をもっていることを示した。






そして、面接で社長の話をずっと聞いて好印象を与えたのである。