5/17(金)







私は近所の公園で火災がよく発生するので困っていた。






立て札には「火災を起こした者には罰金刑を科す」と書かれていたが、若者たちはそれを無視してバーベキューをしていた。






そこで私はそういう若者を見かけると、「火を消しなさい。さもなければ、警察に通報するぞ」と脅した。






彼らは聞き入れたが、ふてくされた表情を見せた。






しばらくして、私は正しいことをしているようで間違ったことをしていたことに気づいた。






自分の怒りをぶちまけているだけで、相手の立場から物事を見ていなかったからだ。






そこで、バーベキューをしている若者を見つけたら、こう言うようにした。





「楽しそうだね。私もバーベキューは大好きだよ。でも、公園でのバーベキューは危険だから、気を付けてほしい。君たちに命令するつもりはないが、立ち去るときは火を完全に消してね。また、次からは別の場所でバーベキューをした方が安全だから、よろしく頼む」






その結果、若者たちは喜んで協力してくれた。相手を脅して従わせるのではなく、相手の対面を保つように配慮すれば、お互いに気持ちよく過ごすことができる。