5/13(月)







のちに大統領となったセオドア▪︎ルーズベルトがニューヨーク州の知事だった頃、重要ポストの決定に際して議会の有力者たちに候補者を推薦してもらうようにしていた。






有料者たちは最初に、カネで何でも言う通りに動く人物を推薦した。






すると、ルーズベルトは「それでは市民の理解を得られないので、そのような人物を任命するのは得策ではない」と言った。







すると彼らは、要求どおりに動いてくれる人物を推薦した。






ルーズベルトは「そのような人物は公益に寄与しないので、もっとふさわしい人物を見つけてほしい」と依頼した。





このようにして、彼らは四度目でやっと有能な人物を推薦した。






ルーズベルトは有力者たちに感謝し、適切な人材を確保できたことを彼らの手柄にした。






その後、ルーズベルトが法案を提出すると、本来なら有力者たちが反対するような改革案でも支持が得られた。







そのお陰で彼は知事として大きな功績をあげることができた。