1/26（金）
エイブラハム▪︎リンカーンは人間関係の達人として知られている。
では、彼は他人を批判したことがあるのだろうか？
その答えは「イエス」である。
若い頃、他人をからかう手紙を頻繁に書き、恥をかかせようとしたのだ。だが、そのうちの一通が大きな恨みを買う原因となった。
虚栄心が強くて喧嘩っ早いシールズという政治家をからかうために匿名の手紙を新聞に投稿したところ、
人々はそれを読んで笑った。だが、プライドを傷つけられたシールズは激怒し、手紙の筆者を突き止め、
馬で駆けつけて野外で決闘を挑んだのだ。
幸い、最後の瞬間になって双方の付添人が仲裁に入った。
これはリンカーンの生涯で最も忌まわしい出来事だった。
彼はその経験から人間関係のルールを学び、二度と二度と他人をからかうまいと決意した。
その時以来、リンカーンは誰に対しても悪意を抱かず、慈悲の心で接すると肝に銘じ、他人を一切批判しなくなった。
誰しも間違いを犯すこともある。ただその経験から何を学び、これからにどう活かしていくかだ。
