おはようございます。

 

前回は、家庭間のコミュニケーションが重要と話しました。

今回は、学校いじめ問題への対策についてです。

まず、最初に厚生労働省のいじめ問題への対策報告をのせます。

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1. 「弱いものをいじめることは人間として絶対に許されない」との強い認識を持つこと。

2. いじめられている子どもの立場に立った親身の指導を行うこと。

3. いじめは家庭教育の在り方に大きな関わりを有していること。

4. いじめの問題は、教師の児童生徒観や指導の在り方が問われる問題であること。

5. 家庭・学校・地域社会など全ての関係者がそれぞれの役割を果たし、一体となって真剣に取り組むことが必要であること。


出典:「いじめの問題に関する総合的な取組について(厚生労働省 平成8年7月 児童生徒の問題行動等に関する調査研究会議(報告))」より
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このように、道徳的な内容とともに家庭や教員、地域ぐるみでの対策が必要だと報告されています。


実際、子どもは家庭、学校、習い事など様々な環境で過ごしています。
つまり、家庭教育だけの問題ではないということです。

全ての学生の家庭環境が健全であるということは難しいでしょう。
そのため、学校での適切な教育指導が必要だと言わざるをえません。

学校でのいじめ問題への対策にはどんなことが可能でしょうか。

・いじめを許さない学校、学級経営
いじめを許さないという意識の徹底。同様に、いじめの傍観も許さないという風土作り。
奉仕活動や社会体験の経験を積むことで、お互いを尊重し思いやる気持ちを育てる。
同級生や地域の大人と交流する機会を提供し、社交性を身につける。

・いじめた加害者への教育指導
本人や家族への面談を行い、どんなことにストレスを感じているのかを把握します。
また、被害者へ与えたストレスに対してどう考えているのかを把握します。
いじめが長期的に被害者へダメージを与えることを認識させます。
いじめが他者の人権を侵す犯罪行為であることを伝えます。
一定期間、教育指導を継続します。

・全ての学生へのカウンセリング
家族や教員に気軽に伝えられる雰囲気作りが大切です。
学級でいじめ問題について話し合うワークを開催して、個々の価値観の違いを知ります。
教員は時期を絞っての面談ではなく、年間を通して面談を行ったり、カウンセリングを行ったりする必要があると感じます。

文部科学省資料によるとスクールカウンセラーが派遣されている小・中学校は年々増加し、平成13年に4,000校を超えてきていますが、全国の学校数を考えれば不十分だと言えます。素早い対策を期待します。

いじめでの自殺は、もっとも悲しいことです。
個人のケアを意識した関わりが重要視されます。
まずは、いじめ被害者を守ることが第一選択でしょう。

学校を休むことや転校などで精神的ストレスを下げることが大切です。
家庭や学校の世間体などは子どもの一生を台無しすることほどの価値はありません。
いじめを受ける環境に居続ける価値などありません。被害者を守りましょう。

次回は、医療教育の観点から職場いじめ問題を診るをお送りします。