いやむしろわすれて草
青山円形劇場にて
「いやむしろわすれて草」
を観劇。
満島ひかりさん、伊藤歩さん、福田麻由子さん、菊池亜希子さん、という豪華4姉妹に、演出は五反田団の前田司郎さん。
円形劇場の名の通り360度お客さんに囲まれた至近距離での舞台。
個性的で巧みな出演者のみなさんの息遣いや細かい表情まで伝わる、静かで面白くて切ないとても濃くて贅沢な時間でした。
しかしこういうものに出会った時の自分の貧困なボキャブラリーへの腹ただしさからはいつになったら解放されるのでしょうか。
話は飛びますが、舞台を始めたばかりの頃、それまでミュージカルはよく観ていたけれど、いわゆる演劇というかストレートプレイはあまり観たことがなく、その中でも特に小劇場とはなんぞや?というお恥ずかしい状態だった私。
その疑問をなんとか解明したく、シアターガイドを参考に興味の湧いたものを手当たり次第観に行った時期があり、五反田団を初めて観たのもその頃だったのですが、その頃五反田団さんのHPに載っている前田さんの作品紹介のところに
◯◯賞にノミネートされました!→落選しました!
という様なくだりがたくさんのせてあって、そこに添えられてる一言が面白すぎて過呼吸になるほど笑った覚えがあります。
でもその後は賞をいっぱい受賞されていますので、本当に素敵ですね!!
このくだり本当に全然通じないとおもうのですが、でもどうしても書きたくて、どなたかお一人にだけでも通じる方がいたら幸せです。笑。
しかし円形劇場は唯一無二の素敵な劇場ですね。
きっと一言では片付けられない様々な事情があるのでしょうけれど、やっぱりなくならないでほしい。切に。
もちろん青山劇場も。
出演者として舞台に立てたのは2作品だけでしたけど、観客として何度も来た劇場。
観るときも青山でやる作品ってだけで期待しちゃうんですよね。なぜか。
出演者や演出家、作家、劇団などでその人だからと期待することはたくさんあっても、劇場でそんな気持ちになるなんてなかなかないので私にとってはやっぱり特別です。
こどもの日は終わったはずだけど鯉のぼりがよく似合う。
なぜならここはこどもの城だから。
もしもここがなくなってしまったらこの岡本太郎さんの「こどもの樹」のオブジェもなくなってしまうのかしら?
そう思うと笑ってる顔の様に見えるオブジェも逆に寂しそうに見えてくるから不思議です。
そしてどさくさに紛れてこっそりスタンプに挑戦してみたことに気付いた方には3000点差し上げます。
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