苦い涙を流した。
辛い涙が流れた。
キックオフの笛が鳴る前から、
みんなの顔には
気合が充満し、
いい顔してた。
富山工業らしい、
ハードなタックル。
花園の切符がほしくて、
みんなが一つになった。
相手のスパイクが顔にあたり、
口元から血が吹き出た。
あのボールがほしくて、
手を伸ばし、
めいいっぱいのタックルにいった。
FW一丸となって、
モールを押した。
相手の陣地深く突き刺さるように、
懸命にキックを蹴った。
お前が足元にタックルはいるなら、
俺があいつからボールを奪ってやる。
俺にボールをまわせ。
一歩でも前に運んでやるから。
レディーゴーの合図で
スクラムを全力で押した。
トライ後のコンバージョンキック
落ち着いて決めた。
ラインアウトからの
こぼれだま。
しっかりキャッチした。
誰も、手など抜いていない。
みんな、勝利に向かって必死だったよな。
こえが枯れるまで、
声援を送った。
最後の最後まで、
みんなを信じた。
仲間を信じた。
夢を信じた。
大丈夫!
お前が抜かれても、
俺が、この体を張って、
とめてやるから。
心配すんな!
お前がノックオンしても、
次のプレーで
俺がとりかえしてやる。
下向くな!
まだ終ってない。
俺達は前にすすむんだ!
やられても、
やられても、
そのたびに、
やりかえした。
みんなめちゃくちゃかっこよかった。
みんなめちゃくちゃ輝いていた。
ノーサイド。
みんなの目から涙がこぼれた。
高校生活最後の試合になった。
もう少しだけ、
みんなとラグビーができると思ってた。
まだ、先輩の背中を追いかけたかった。
花園の芝を確かめたかった。
心の中で、
「上を向け!胸を張れ!!
必死にやったやないか。
あきらめず、最後まで走ったやんか。」
「みんなは、俺のヒーローや!」
負けたこと。
さらに自分を強くしてくれる。
負けたこと。
決してわすれちゃいけない。
この後、なにがあっても、
負けんな!
自分に負けんな!
みんなが経験した、
この試合は、
みんなをもっと強くする。
ありがとう。
富山工業高校ラグビー部
久しぶりに、
声がかれるまで、
応援した。
心が震えたよ。
涙がこぼれおちたよ。
ありがとう。
そして、また会おうな。
今はゆっくり休んでください。
