前回記事
なぜ今回の手術は覚醒下手術でもっと多く腫瘍を摘出しなかったか?
今回担当いただいた先生は覚醒下手術担当の先生とのこと。
覚醒下手術で覚醒した状態で手術を受けられる時間は長くても約2,3時間。
その間に全ての機能をチェックするのは難しく、手術が終わって普通の生活に戻ってみて、実は後遺症が残っていたと発覚することもあるため、今回は覚醒下手術をしてまで取りにいくのは避けたとのこと。
実際に患者さんで覚醒下手術後、小説が読めなくなってしまった(どこまで読んだか、どのような話だったか思い出せないため、毎回一から読まなければならない)方がいたようだ。
先生が「化学療法後の再手術に誘導したような言い方をしてしまったけど、希望であればこのまま再手術することも可能です」と選択の余地もくれた。
放射線治療は今後の状況によってはするかもわからないが、20~30年後認知症にならないためにもとっておきたいとのこと。
いずれにしても近いうちにまた開頭手術はしなければならない
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そして抗がん剤はニドランを勧められた。
頭の中には某モンスターが浮かぶ。
ニドランの表面的な副作用は翌日少しだるくなり仕事に行きたくなくなるかも、くらい。でもそれも出ない人が多いとのこと。
何より重大な副作用は※骨髄抑制
血液検査によってこれらがみえて、途中で断念する人も少なくない
※骨髄の機能が低下して、血液の生産能力が下がること
主に白血球・赤血球・血小板の減少
そしてニドランが効かない人もいるので、必ずしも今の腫瘍が小さくなるとは言えない。
そのためにもテモゾロミドはとっておきたいとのこと
ニドランを使ってみて効きが悪ければ方針を変えていく中で、数年以内には
IDH変異ありのタイプに効く、今後認可予定の新薬があるという話を聞いて
そうやって時代と共に新しい薬がでてくるので長く付き合い、最終的には病気に勝とう!
という考えをとてもわかりやすく、ここに書ききれない程丁寧に教えてくれた。
最後に質問をあるか聞かれる。
「免疫力をあげる食べ物ってありま「ないですw」」食い気味に否定
「あ、でも家の中でずっとじっとしているより、軽く運動した方が良いですね」
今回先生から話を伺い、夫婦ともに今後の治療方針にも納得して、前向きに考えることができた。
その後身体測定と採血をして帰りの受付へ
精算機は1時間15分程待ち、椅子も足りなくて立ちっぱなし
病院には約5時間の滞在となった
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