先週の日曜日は、朝から激しい雨が降っていた。でも写真をどこかに撮りに行きたいとは思った。何も撮れなくてもいいかとレンズは1本だけにし、気軽に車を走らせた。場所は生田緑地にした。傘でもさしてなんか撮ればいいかと。

運転中、ふと「多重撮影をやってみよう」と思いついた。

YouTubeでいろいろ見ていると、多重撮影についてやっている。

多重撮影の機能は知っていたし、家の中でだが、試しにやってみて、ふーんって感じで操作だけは覚えているが、今まで実践したことはなかった。

現着したら、幸いにも雨が上がっており、また雨のせいか人はほとんどいなかった。

菖蒲はもう終わっていたし、持ってきた105mmマクロのレンズではイマイチ寄れないので他は無いかと探してみたものの、前回同様になってしまうが、紫陽花しかなかった。この日は、ひとつの紫陽花の塊以外撮っていない。

ずっとそこで、角度を変え、花を選んで撮っていた。

花は三脚の高さより上にあり、上を見上げるようにして撮る格好になったが、これが

良かったのか、光がうまく花びらを透過しているものがあった。

人がいない、今日は三脚もある、風もない、じっくり研究できた。

まず、紫陽花は葉っぱが虫食いなものが多いから、そこをできるだけ避けつつ構図を造るのが、厄介だったなぁ・・・。

1枚目の写真、これが最も良く撮れたと思ったもの。俺が会得したやり方はこうだ。

まず真ん中の花をガチピンで撮る。絞りはできるだけ被写界深度を深くすべく、F8ぐらいに絞った感じで結局F7.1となった(マクロレンズなので、よくわからんが、こんな感じに勝手に決められる)。なんで被写界深度を深くしたのかというと、この被写体に限ってだが、俺は気づいたことがある。それは、真ん中の白紫の花より距離がちょっと後ろに、青紫の花が左右にあって、この距離がそんなに離れていないという事だ。多重撮影は1枚目を撮った後に、2枚目を撮ってカメラ内で合成するのだが、カメラの機能で、撮影後の1枚目に、今見ている風景を重ねて表示してくれる。この状態でアウトフォーカスさせて撮影するとふんわり感が楽しめる、というわけだが、どれだけアウトフォーカスさせるかが、合成後の絵にとってポイントになるわけだ。

それで俺は先ほど見つけた理由で、真ん中の白紫の花の後ろの花にピントが合うよう、アウトフォーカスさせたってわけだ。

結果論ではあるが、合成後の絵がそんなに違和感なく仕上がったと思った。

 

この撮り方を発見し、ちょっと気分は上がった。

曇りの日はこうやって遊ぼうかなと思った。しかし、葉っぱが見事に食われているなぁ。ま、紫陽花もそろそろ終わりだしなぁ。

 

こうしてみると、蝶のように見えてきた。

 

ほんの数時間だったけど、新しい技を会得した満足を得られた。

 

さて時は変わって、この写真は今日だ。

横浜 港の見える丘公園のガーデンの中で撮った。手法は同じ手法。晴れの日もやってみたかった。別の種類の紫陽花だ。青い花火がはぜているような感じになった。

ちょっと涼しさを感じないか(今日も、朝から雨ふっていたが、上がったとたん、

かなりの蒸し暑さになった!頑張っても1時間半しか、ガーデンにいられなかった。

いやー厳しかった)。

 

ラッパ水仙もやってみた。

まぁ、でも、この手法はやっぱ曇りの日とか、なんか気が向いたらやることにしよう。ちょいちょいやると飽きてくるから。

 

 

おまけ。その他、汗ぶったらしながら今日撮った花です。多重ではない。

 

これがさっきのラッパ水仙。

 

 

やっぱ俺、この品種が好きなんだよなあ。

 

 

 

これがさっきの紫陽花。フツーに撮ったもの。

そろそろ花飽きたなぁ。手頃だし難しいしでいいんだけど・・・。

今度は違うのにしたいなぁ(でも何を撮るか、悩む)。