久しぶりの投稿でいきなり挑発的なタイトルになってしまいましたが(笑
最初の一回目を味わえるのは、人生の中で最初の一回しか無いという事です。
例えば、
初めて立った事
初めて歩いた事
初めて自転車に乗った事
初めてプールに入った事
初めてクロールが泳げた事
初めてレースに出た事
これらをもう一度味わおうとしても味わう事が出来ない、文字通り”一回限り”の貴重な体験です。
そして、これらの初体験の記憶を全て思い返して頂くと
「完璧にできた!」
という良い記憶よりも
「上手くいかなかった…」
という苦い記憶の方が多いと思います。
そうなのです。
人間は誰しも初めて取り組む行為は失敗がつきものなのです。
初めての行為を完璧にこなせる人間など一人もいません。
もし仮にそんな人間がいるとするならば、
▪️その人は過去にその行為と似たような行為を体験していた
▪️指導者の導き方が良かった
このどちらか、もしくは両方が備わっていたと考えられます。
僕はつい最近、トランポリンを初体験してきました。
その日はトランポリンをやりに行くぞ!
という気持ちではなく、最近お世話になっている太極拳の極峰拳社様の稽古の中でトランポリンを使う機会に恵まれて急遽跳ぶ事になったのですが、
この初体験が凄く良かったのです!
僕も未熟ではありますが、人様に運動を指導する事を仕事にしているので
何事も初めから上手にはできない
という事は熟知しているつもりです。
しかし、それを知った上で初体験から上手くいくように指導しています。
そして最近では初体験でも出来るようにしてしまう確率が高くなってきたと自分では思っていました。
しかし、この日のトランポリンの初体験は凄かった…
何が凄かったかと言うと、
①どんな人が来ても確実に成功出来るメニューの組み方
②誰もがイメージできる具体的なアドバイス
③動作の中で不完全な部分を見抜く的確な洞察力
④見抜いたところを相手に伝えるコミュニケーション能力
この4つが完璧にできていて、誰が指導を受けても確実に成功させる指導を目の当たりにしました。
初体験のトランポリンでは
陸上でもなく
水中でもない
空中という未体験のシチュエーションで身体を動かすという事を経験してたくさんの事を学べたのですが、
遠山先生の指導が素晴らし過ぎたので今回は指導についてのブログを書いています。
どのスポーツや運動の指導者でも言える事ですが、
指導者の競技成績=指導のクオリティ
と単純に言い切れる事は無く、自分で動く分には上手でもそれを人に伝える事が出来ない人も当然いて、
元プロアスリートが指導者になったからといって必ずしも優れた指導者になれるとは限らないと思います。
「スッと入った後にグッと押してその後バーン。」とか言われても分かりません。笑
あとアスリートはスタミナやパワーが普通ではないので
「後半どうしてもバテるんです」
とか聞くと
「練習が足りません」
の一言で片付けられてしまう事もあります。
ただ、そのスポーツを長年にわたりしてきた事によって練習方法のバリエーションや経験値をたくさん持っているので指導する上で有利な事が多いのも確かです。
しかし、元プロアスリートが指導者になった際の1番のデメリットは
”出来ない感覚が分からない”
事にあります。
例えば水泳における出来ない事が分からないとは、
⚫︎けのびでどうして沈んでしまうのか分からない。
⚫︎バタ足でなぜ前に進まないのか分からない。
⚫︎クロールの呼吸でなぜ息が吸えないのか分からない。
etc...
などの初心者ではありがちな事も、指導者自身が遠い昔に苦もなくマスターした為
どこを気をつけるべきなのか、何をアドバイスするべきなのか分からないという事があります。
その点、大人になってから水泳を始めて指導者になった方の場合、
自分で試行錯誤して出来ない事をひとつひとつクリアしてきたので
この辺の教え方は非常に丁寧で、全く泳いだ事が無く水に対して不安を抱えているような人にも的確なアドバイスができます。
そういう意味で、一度出来てしまった事をもう一度見直す事は非常に大事な事であるし、
見直すうちに新たな気付きもあるので自分では出来たつもりになっている基礎をもう一度見直す事は大変重要な事だと僕は思います。
話をトランポリンに戻すと、この日のトランポリン初体験が上手くいったのは
ただ、そのスポーツを長年にわたりしてきた事によって練習方法のバリエーションや経験値をたくさん持っているので指導する上で有利な事が多いのも確かです。
しかし、元プロアスリートが指導者になった際の1番のデメリットは
”出来ない感覚が分からない”
事にあります。
例えば水泳における出来ない事が分からないとは、
⚫︎けのびでどうして沈んでしまうのか分からない。
⚫︎バタ足でなぜ前に進まないのか分からない。
⚫︎クロールの呼吸でなぜ息が吸えないのか分からない。
etc...
などの初心者ではありがちな事も、指導者自身が遠い昔に苦もなくマスターした為
どこを気をつけるべきなのか、何をアドバイスするべきなのか分からないという事があります。
その点、大人になってから水泳を始めて指導者になった方の場合、
自分で試行錯誤して出来ない事をひとつひとつクリアしてきたので
この辺の教え方は非常に丁寧で、全く泳いだ事が無く水に対して不安を抱えているような人にも的確なアドバイスができます。
そういう意味で、一度出来てしまった事をもう一度見直す事は非常に大事な事であるし、
見直すうちに新たな気付きもあるので自分では出来たつもりになっている基礎をもう一度見直す事は大変重要な事だと僕は思います。
話をトランポリンに戻すと、この日のトランポリン初体験が上手くいったのは
指導して下さった遠山先生がご自身も素晴らしい選手であったにも関わらず、基礎を大事にして常に基礎と向き合い
どんな人が来てもその人に合った上達の階段を作ってその階段を一歩づつ登らせる事ができるからなのだと思いました。
”指導者の為の指導者”
”指導者の為の指導者”
という言葉はこの方の為にある!
そんな感動に包まれてこの日は帰路についたのですが、これを自分も真似しない手はないと思いこのブログに書く事で自分の中で整理をしました。
facilitator(分かりやすく言うとインストラクター)という仕事をしている以上、今後もたくさんの方の初体験をサポートさせて頂く事になると思います。
その時の記憶が苦い思い出ではなく、最高の思い出になるように
今後も基礎を見直してその人一人一人に合った上達の階段を用意できるように精進しようと思いました。
最後に、武術界ではこんな言葉があるそうです。
「3年稽古するより、3年かけて良い師匠を探せ。」
3年間の稽古より、良い先生に巡り合う事の方が大事だと言い切っている事に凄く共感できます。
3年間も稽古してしまった後では、癖はなかなか抜けません。
もし、本人も気付かない悪い癖に指導者も気付けず3年間稽古してしまったらその癖を治す事はかなり難しくなってしまうでしょう。
水泳を習うという事に関しては、割と近場のプールやスポーツジムで済ませてしまう傾向があるように感じますが、
時には違うプールでやっているレッスンやイベントに参加してみて普段とは違う指導者に見てもらう事で
普段の指導者とは違う視点で自分の泳ぎを見てもらい、それに対してのコメントがもらえるかもしれません。
Aso infinity farm facilitator 茂木