小学生の時 片道約3㎞の通学路
家を出れば 田んぼばかりで 建物もなく
夏は暑く 冬は伊吹おろしで寒い道
だけど
だから
景色はとてもよく 遠くまで見渡せました
養老山脈に伊吹山
削れた赤坂山に・・・なんとか山になんとか山
あれは 金華山よね
お天気が朝からよく 空気が澄んでいると
金華山方面に 大きなお山が現れます
「ねぇねぇ あの山 遠くにあるのに 大きいね」
『あれはね おんたけさんだよ 時々見えるね』
と上級生のお兄さんが教えてくれました
おんたけさん
時々見えるお山
見えた日は いいことがあるような気がして
見えた日は 朝から嬉しかった
大きな噴火をしたのは 4年前の秋
その日は どんな景色だったのでしょうか・・・
8合目となる女人堂からの眺め

曇り空に 雨の少し前
山々が蒼く 幾重にも重なる景色
ここに立って 見て わかった事があります
あの事故は とても悲しい出来事です
だけど それだけでこの山を語ってはいけない気がします
この景色の中
その瞬間が訪れるまでは
眼下の山々を見ながら
しあわせな気持ちで過ごされたのではないでしょうか
1ヶ月ぶりの山歩きは 嬉しかった
このタイミングで訪れる事ができたのは
意味のあること
怪我をしていなければ 今だけ解放された山頂を目指したことでしょう
山を歩けること 山にいること
それだけで楽しいとを
改めて感じることができました
すれ違うハイカーの方達と交わすあいさつ
息がきれてても 元気よくがモットー(^-^)

御朱印と御神水をいただきました
おんたけさん
やっとここにこれました
あなたが見える日は
今日のことを思い出し
「いいことある」と思えます
ありがとう
kit






