休日の朝
珍しく早起きな マイ サンシャイン
『予定無いんだよね?出掛けよ』
「無いけど・・・どこへ?」
『沢山歩くかも あとリュクかな?』
「山?お山?? 何?どこ?」
スカートにスニーカー(((*≧艸≦)ププッ
名二環 ~ 中央道 遠くに見えてた恵那山が
近い!桜も満開♪ヽ(´▽`)/

ハンドルを握るのは マイ サンシャイン
ナビは目的地まで あと30分
もしかして あそこかな?
先週末
一期に満開となったさくらも はらはら ちりはじめ 慌てて マイ サンシャイン(息子)と
近所の夜桜へ
『さくら見るのってさ おじいちゃんとの想い出はあるんだよね 懐かしいなぁ 変な冗談とか言ってたよね』
「うん そうだね おじいちゃん(私の父)おかしなジョーダン好きだったからね(((*≧艸≦)ププッ」
『おばあちゃんは(私の母) 記憶が無いんだよな お花見とか行ったの?』
「それがね わたしはないの
あんなに早く逝ってしまうとは思わなかったから・・・・・・あっ!あなたはおばあちゃんとさくら見たのよ」
『はっ?記憶ないや』
マイ サンシャインが覚えていないのは無理もありません
彼は3歳でしたから
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もう20年以上も前のこと
入退院を繰り返していた 母
最後の春は 入院していました
病院の南入口には 1本のソメイヨシノがありました
入院病棟には そのさくらの樹がある南口を通っていました
そろそろ満開かも?という日
『おばあーちゃん さくらね ちれいよ ちれいよ(キレイよ キレイよ)』
【そぉ さくら ちれいなの?】母
その日 私がトイレへ行って 病室へ戻ると 母も息子もいません
20分位してやっとご帰還
「なになに?黙ってどこへ行ってきたの?」私
【な・い・しょ! ねぇ~(^-^)】母
『ねぇ~ ちれい(キレイ)からないちょ(ないしょ)』息子
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そんな話をしながら さくらを見て歩きました
「大人になって お母さんとお花見した記憶ないから さみしいのよね
でもね キレイなサクラや すてきな景色を見るとね お母さんに見せてあげたかったなって思うの」
マイ サンシャインは 聞いてない素振りだったのに・・・
着いた場所は
何?これってまさか・・・親孝行?!
キレイな枝垂れ桜
初めて来ました
馬籠 ~ 妻籠
外国人観光客にも大人気のハイキングコース!
噂には聞いていましたが 来るのは初めて♪ヽ(´▽`)/
お天気も良くて しあわせ
後から『くしゅん くしゅん、くしゅん』
あらら?車を降り始まった くしゃみ
「ねぇ 大丈夫?片道8㎞くらいでしょ?」
『大丈夫 くしゅん だと思う』
本当に?
良いところですね(^-^)
それにしても 平日ですが 外国人観光客が沢山です
『くしゅん はぁくしゅん!!』
外国人もビックリΣ(・ω・ノ)ノな マイ サンシャインの連続くしゃみ
「ねぇ?大丈夫なのかな?母は歩きたいけど・・・」
『いや くしゅん! 折角来たんだしさ くしゅんくしゅん ずるずる~くしゅん ずるずる~』
「・・・(>_<)」これって 無理かも?
『くしゅん くしゅん・・・』
道祖神さま
また参りますね(^-^)
「連れて来てくれてありがとね」
※帰路はもちろん私が運転です
ずっとくしゃみが止まらずグッタリのマイ サンシャインでした
いつか 君が 父になったなら
この春の 馬籠のエピソードを
子供に話してくれるのかな?
わたしは 今日のことも
それから しあわせな 今年の春の記憶の数々も
私の母に そして父に 話します
だけど やっぱり ・・・
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