つまない しあわせ | kit ブログ

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秋晴れの 空を見上げて

深呼吸

ああ 胸いっぱいに ひろがる キンモクセイ





むかしの 思い出が 甦ります



小学生低学年の頃の私は おてんばで

いつも母をどきどきさせていたようです

「ただいま」を言って玄関にランドセルをおいたら

「いってきま~す」といって すぐに冒険・探検(あそび)に出掛けていました

足や 腕に かさぶたがなかったことがないほど( ´艸`)



秋のある日 外から 甘いかおり

「おかあさん ねぇ これなんの匂い?いいきもち」

母は家の裏庭に わたしを連れて行き そのかおりの正体を教えてくれました

『これはね キンモクセイという花のかおりなの オレンジがキンモクセイね

白いのは ギンモクセイよ』

「いいかおり!かわいいね」

『ご近所にも咲いてるわよ』

わたしはそれを聞いて じっとしていられなかったようです

次の日 学校帰りに この甘い香りを頼りに キンモクセイ探し

生垣に使われていることが多く あちらからも こちらからも 香ります

風にのってどこからかもっと強く香ります 

どこ?どこ?

あっ!あったо(ж>▽<)y ☆





大きな木を見つけた私は

一度家に帰り「ただいま!いってきまーす♪」

頭には黄色い通学帽子



大きな木は 石垣とブロック塀より高い(1階の屋根より少し高かったと思います)

ブロック塀からその木に飛び移れそうです

まずは 周りを確認キョロキョロ(^~^)

擦り傷を作りながら 石垣 ブロック塀をよじ登ります

大きな木の枝は 木登りしやすそう♪

上手く木に移れたら…かっぶていた帽子を脱ぎ

オレンジの小さな花を摘んで その中に

また摘んで その中に … 帽子いっぱいになるまで摘みました

この花をこぼさないよう 木から降りるのに苦労しました

ブロック塀に移ると そこからジャンプ!!

帽子からオレンジの花がこぼれ あわてて拾いました



はい 花泥棒です

ごめんなさい


その当時のわたしは 罪悪感より

帽子いっぱいの香りに うれしくて うれしくて

どうにかしたいと思ったようです

家に帰ると 夕飯の支度で忙しい母には 何も言わず

おばあちゃんのところへ

「おばあちゃん なんか布がない?あとね 針と糸」

布を ざっくりと袋にして 帽子いっぱいの花を詰めました

縫い目が大きくて 隙間からオレンジの花がこぼれます

拾ってはまた詰めて

帽子の半分の花を詰め込んだところに……

背後に 母が…( ̄□ ̄;)!!…

夕飯前に きつく叱られた私は 半泣きで夕飯を食べ

そのまま寝てしまいました

翌朝 帽子に半分のこっていた花は 色もあせ あの香りもしません

布の袋に詰めた花も 同じでした

とてもショックでした

香りを閉じ込めたら いつでも あの甘い香りをかげるのだと思っていました

母が 『また来年秋がくれば 花は咲くよ』となぐさめてくれました



あれから 幾度も 秋はめぐってきます

キンモクセイの香りは 思い出の香り

今は 摘まないで 眺めます

そして 帽子いっぱいではなく

深呼吸して 胸いっぱい キンモクセイの香りを楽しんでいます





わたしの 思い出話を 読んでくださり ありがとうございました

秋の空を見上げながら この曲を聞いていました



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