宿木
そう まるで 君は 宿木
まだ とても 未熟者のわたしの元へ来てくれましたね
ハプニングの 毎日
手探りの 毎日
そして 喜びの 毎日
君が 笑ってくれるとね とても しあわせ
君が 泣いているとね とても 不安だった
たくさんの 気持ちを もらったの
小さい君を はじめて 抱いた時
暖かくて 守ってあげたいと そう思いました
けれど 君は 宿木
いつの間に 時は 過ぎたのだろう
幼い君を 一人で留守番させる時の あの気持ち
たくさん 叱ったね
たくさん ぶつかったね
それはね いつか 君が 一人で歩き始める日の為
君は 宿木だから
ずっと ここには いない
2年前 自分の進むべき道を見つけて
旅立っていった
うれしかった けれど 寂しかった
成人式 おめでとう
そして … ありがとう
君は もう 船出した
その根をおろす場所を求めて
風を読み 右へ 左へ 自由なんだよ
だけど しあわせの 意味を 考えて 進んでほしい
君が 元気でいてくれるなら それでいい
どんな 荒波が来ても 恐れず
信じて 進んでほしい
わたしも 進むから… 約束
きらきらした 君の瞳
わたしの 宝物
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