若い頃、ある会場のスタッフとして働いていた時の話です。
勉強会の合間の休憩時間
数名の参加者が
胃の前で手をかざし、
次に手を外側に伸ばす動作を繰り返していました。
「何をされてるんですか」と伺ったら
「胃の前と外側では
温度が違うって聞いてねー」
「ああ、そうですよね、確かに胃の前は温かいですもんね。」
「えっ！ちょっとあなた、目をつぶって動かないで立っててくれる！」
私は言われたまま
じっと立ってるつもりが、何故かうしろに何回も引っ張られ…
次には私の意識とは関係なく
ゆ～っくり時計回りに動き出したのです！
上半身が大きく回る時には
「おーっ！！」という歓声があがり
倒れないのはなんで？
と思いつつも、
ふわ～っとした心地よさは
まるで宇宙遊泳!？
なんだかいい気分だな～
動きが止まり目を開けると
驚いて固まった大勢の顔！に
私がビックリ!!
最初に話した女性が私にかけより
「あなたのおかげで、すごくいいものを見せてもらったわ！
あの方はね、中国から来日した、気功で有名な先生なの。
午後からの勉強会
あなたに来てほしいくらいよ！」
私には何がなんだかわからず
他のスタッフに聞いたら
先生は私から離れた後ろで手をかざし、
その手の動きに合わせて私は動き
倒れそうになると
手を止めていたそうです。
おー!
なんと人間の不思議！
この事があってから10数年以上たって
また気功に出会うとは……