私はこれまでたくさんの人に支えられ生きて来ました。そして今現在も同じです。

若い頃は全て自分の力のみで歩んでいたつもりでした。周りの見えない未熟者としか言えません。

知らない内に誰かに支えられ、もしかしたら自意識なく誰かを支えたかも知れません。

具体的に何かをしてもらったとか、困った時に助けてもらったとか、もしかしたら存在だけでも励みになったとか。








今から9年前の1月にあるテニス少女に出会いました。福井の選手でまだ始めて半年足らずと担当コーチに聞き、あまりのボール感覚に驚いた記憶があります。

その少女は試合で会う度に成長し、屈託のない笑顔でいつも挨拶してくれました。ふくみや裏表がなく誰からも好かれる選手でした。

高校進学も福井の強豪校に進学し覚悟を決めてプロを目指したと聞いていました。

が、彼女の脳には腫瘍ができ、その発見から3年と3ヶ月後にもう会えなくなりました。

お母さんが百合の花が好きで、ついた名前がりりか。

美人薄命、佳人薄命、良人薄命とでも言おうか、残念でならないし同じ年頃の子を持つ親としてその想いを想像するに計り知れないつらい想いをされた事と思う。

しかし流石りりかのお父さん。
下を向かず、娘の命の尊さへあらゆる角度から一石を投じる。凄まじい愛だと思います。

自分はそんなお父さんを少しでも支えられればと思います。

共感を得られる方は是非、佐治さんを支えてあげて下さい。

私も可能であれば8月にりりかに会いに行こうと思います。













2018年、りりか中3の3月