今日は朝からずっと本の編集。
こういう形にしようというイメージは頭の中にあったので、それにあわせて編集をしていく。
ところがやっていて、なにかピンとこない。
何が問題なのか分からないんだけど。
それでもやってみないと、と思って最後まで編集をやってみたが、自分が思い描いてたものはできず。
6月末までには一応の形にする予定なんだけど、編集方法をどうしたらいいか分からなくなってきた。
アイディアも出なくて、散歩に行って気分転換するもさっぱり。
う~ん、どうしよう。
それにしても、編集しているときに感じた「ピンとこない」感覚、ここ半年くらいでかなり自覚できるようになってきた気がする。
たぶん、それまでも感じてたんだと思う。
でも、自分が満足できてないのに相手が大満足してくれてたりすることがよくあったので、
結局自分と他の人の感覚は違うんだろうなと思って「ピンとこない」感覚を無視してた。
それが、今はピンとこない形だと気持ちがスッキリせず、そのままでは終わらせたくないんだ。
自分の中に「こだわり」がでてきたのかもしれない。
どこでそんな「こだわり」が自分の中にできたのだろう?
思い当たるのは、1月末に津山で行われた「Mr.おくら個展」だ。
この個展でスタッフとして参加した僕は、会場のレイアウトやディスプレイなど全面的にまかされた。
商品のディスプレイをするのは大の苦手。
元々センスもないし、不器用だし。
過去にイベントのブースなどで商品のディスプレイを手伝ったこともあるが、たいてい僕がやると後で他の人が直してる。
自分でもうまくできてないことが分かっているから、それでよかった。
どうやったらうまくできるかよく分からないし、うまくできるようになろうという気もなかった。
でも「Mr.おくら個展」では個展スタッフ初めてだったんだけど、責任者ということもあって
自分にできる精一杯のことをやって少しでもいい個展にしたいと思った。
そうした時に今までディスプレイしていたときには全然気にならなかった、数ミリのずれが気になるようになってきた。
ぱっと見、分からないくらいのずれ。
でも、それがずれているのとずれていないのとでは、見ていて何かが違う。
一つ一つ気になるところを直して行く。
そんなことにまでこだわる自分に驚いた。
今までに出逢ったことのない自分。
そんなところまでこだわった個展だからこそ、全力を尽くしてやりきったと思う。
お手伝いに来てくれた仲間から後日「顔が疲れきってた」と言われてしまって、
お客さん相手をする個展スタッフとしては失格かもしれないけど、
それだけこだわりつくしたせいで一週間寝てる時以外ずっと個展のことを考えてて気が休まることがなかったからなんだろう。
「こだわる」ことはすごくパワーを使うし疲れるし、それをやった結果を他の人が認めてくれるかどうかも分からない。
でも、自分で本当にやりきったと思える仕事をしたい。
だから「ピンとこない」ことをしっかり見つめて、「こだわる」ことにはとことんこだわっていこうと思う。