Kit-no-blog -3ページ目

Kit-no-blog

管理人kitが、日々書きたいことを書き連ねます。興味がある人は、読んでみてください。本、マンガ、ゲーム、パソコン、カメラ、ガジェット、、、思いつくまま、書きたいまま、書いていくつもりです。

人事部は見ている。 (日経プレミアシリーズ)/楠木 新

¥893
Amazon.co.jp

第一章 人事部は何をやっているのか
第二章 考課と異動の不満の矛先
第三章 社員の「情報」を集めるルール
第四章 人事部員が見た出世の構造
第五章 正義の味方はしっぺ返しを受ける
第六章 曲がり角に立つ人事部
第七章 社員の人生は社員が決める

「人は自分のことを3割高く評価している」
「タレントの島田紳助氏が「(ライバルの)誰かにちょっと負けてるなあと思ったときは、だいぶ負けている」と自信の著書に書いている」
「仮に誰もが3割程度自分のことを高く評しているとすれば、低く評価されたままの社員は、3割余分に落ち込むことになる」

同感。誰でも自分はかわいいもの。会社としては最高の評価をしたと言ってくれているのに、もっと評価されてもいいなんて思ってしまう自分がいる。
幸い、私自身はまだ評価される側だが、評価する側になったときに肝に銘じなくては。

「担当する社員の顔を知り、かつある程度の行動予測ができるのは、最大でも300が限度である」

著者の体験だけでなく、何人かのヒヤリングでもそうなのだそう。
もっと少ないのでは?というのが個人的な感想。
300人も把握できるのだろうか?100人くらいが限度じゃないかな。
ある一定以上の大企業であれば、という前提付きであれば納得できるかな。
中小企業ほど、個々人の裁量範囲が大きく目が届かなくなるので。

「HP(ヒューレット・パッカード)には会社設立から18年間も人事部がなかった。」
「「部下が管理者に相談しやすく、管理者が部下の悩みや不安に敏感である必要がある。人事部があると、この管理者と従業員の直接の関係に割って入る可能性があると考えていたからである」と創業者の1人デビッド・パッカードは述べている」

前にもどこかで読んだことがある記述だが、すっかり忘れていた。
読んでも読んでも忘れる私としては、忘れないくらい読むしかない。
こういう話を頭の片隅にいれておくと、クライアントの社長さんとお話をするときなど、話のタネになりやすい。
内容としてもおっしゃるとおり。

「社内経歴を見るだけで会社の評価が分かる」

大企業であればそうなんだろうな。
公務員とかもそうなんだと思う。事務次官までのレールが決まっていて、どこでそのルートから外れたのかもすぐ分かるようだし。
ただ今後はこんな人事の運用は変わって行くのだろうというのが著者の主張。

「役員を選ぶ基準は忠誠心」
「やっぱり社長というのは、常に究極の選択を迫られてもいる。いつも究極の選択を迫られている人間に何が必要かというと、自分を応援してくれる人間であり、私がこうしてほしいと言ったことを、ちゃんと忠実にやってくれる人間が近くにいるということが一番重要なんですね。だから常務以上の役員を決めるときは、私への忠誠心が一番の選考要因になるわけです」

これも同感。ただクライアントの社長さんを見ていて思うのは、忠誠心は大前提、それに加えてただのイエスマンではなくきちんと自分の意見を持っていることを求めていると思う。
これってなかなか両立しづらく、自分の意見を言われると忠誠心に欠けてるようにも見えてしまうし、意見がなく社長に従う役員は能力が足りていないように見えてしまう。
これを見極めるのも社長の資質ってことなのかな。
ま、中小企業のオヤジ(社長)は子供に跡を継がせることが多いので、誰を選ぶかではなく、既に選ばれている後継者の育成に手間ひまをかける必要があるのだけれど。

「後任の社長を選ぶときには、その役員だけではなくて、グループ単位で役職員の姿が見えてくる」

たしかに。その人一人ではなく、その人を持ち上げたことで一緒に持ち上がって来る人をあわせて考えてしまうってことですね。
能力だけであがるのは課長まで、その先は内部での政治力と著者は言っているが、それとも矛盾しない。
内部的な政治力に長けた人は、グループ単位で考えても社内での力があるはずだから。

「自分の立場を覆す可能性のある人物は後任には選べないだろうね」

大企業の社長のコメントらしい。
判断が難しいコメントだと個人的には思う。
解釈の仕方によっては、自分よりだめなやつを後任に選ぶと言っているようにも聞こえる。
もちろんこの人が言った意図は、自分より優れた人がだめな訳ではなくて、やめた後も自分をたててくれる人という意味なのだろうけど。
これは中小企業であればすごく同感。
特に中小企業のオーナーが親族以外に社長を渡す場合とか、子供が若すぎるのでつなぎをしてもらう場合などは、自分の立場を配慮できない人は後任にできない。

「大企業における課長クラス以上の「出世の条件」を私なりに一言で表現すると「(結果的に)エラくなる人と長く一緒にやれる能力」ということになる」

そうなんだろうなあ。
ただのごますりとは違う、と著者は言うが、ごますりを徹底することで乗り越えてしまう気もする。
もしくは大企業はさすがにごますりか否かを見分ける目を持っているということか。
中小企業はなかなかそこまで見切れず、ごますりが上にあがって行くこともあるように思う。

「社員を正社員として囲い込めば組織に対しコミットメントを誓い、いい仕事をするのだと誤解していた。やっかいなことに、組織や上司にもたれかかっている人ほどこの誤解に囚われやすい」

同感。今時正社員だからいい仕事をするなんてのは間違いなんだろうな。
会社に共感している社員のパフォーマンスはあがると思う。誤解する人は、正社員だから会社に共感しているはずと誤解しているのだろう。
終身雇用の時代であれば、正社員=会社に絶対服従だったと思うが、今はなかなかそうもいかない。

「リストラをする立場の人がより傷んでいる」

リストラ、リストラといわれて久しいけれど、リストラ担当になった人は、リストラ完了後退職しているケースが多い。
結果としてリストラ担当にまわされたということが、リストラ対象と同義であるかのよう。
日本人の美徳ではあるのだろうけど。

「会社は3つのタイプの社員によって構成されるようになる。
① 高機能で専門性の高いプロ集団(専門社員)
② プロ集団を支えるルーティンの仕事をこなす比較的低コストの社員(支援社員)
③ 経営者と一体となって組織を機能させる中核社員(コア社員)」

人事が大きく変動していく現在において、今後の指針を示している。
内容としては同感。
ただ、まだこれからの人生が長い私としては、終身雇用でレールが引かれていた過去がうらやましくも感じる。
自分がどの区分で生きて行けるのか、生きて行きたいのか、考えなければいけないな。
まだまだ働く時間は長いので。

人事部は見ている。 (日経プレミアシリーズ)/楠木 新

¥893
Amazon.co.jp

ゲームだらけのブログになっていますが、活字中毒のkitとして書評も書いていきたいと思います。
書評というほど偉そうなコメントは書けないですが、乱読している書籍の紹介だと思って暖かく見守っていただけると嬉しいです。
それでは、記念すべき一冊目。

生物学的文明論 (新潮新書)/本川 達雄

¥777
Amazon.co.jp

第一章 サンゴ礁とリサイクル
第二章 サンゴ礁と共生
第三章 生物と水の関係
第五章 生物の形と意味
第六章 生物のデザインと技術
第七章 生物のサイズとエネルギー
第八章 生物の時間と絶対時間
第九章 「時間環境」という環境問題
第十章 ヒトの寿命と人間の寿命
第十一章 ナマコの教訓

ご存知「ゾウの時間、ネズミの時間」の著者の書籍です。

「今の世は、マネーが跳梁する万事お金の世。この貨幣経済にあるのも数学・物理学的発想です。つまり数学的・物理的発想が、この便利で豊かな社会を作り、同時に環境問題などの大問題をも生み出しているのだ、というのが生物学者として今の世の中を見る私のスタンスです」

著者の基本的なスタンスがまずはじめにに書かれています。
私自身も職業柄かお金を中心に物事を考えがちですが、全く別の視点を与えてくれると思い読みました。

生態系が与えてくれる恵みを「生態系サービス」と呼び、
一、供給サービス
二、基盤サービス
三、調整サービス
四、文化的サービス
に分類しています。

「供給サービスのように、食料や衣服など、直接、物を生態系から受け取ったら、私たちは当然お金を支払います。」
「タダでサービスを受けていると、サービスを受けていることにすら気づかない、ということになりがちで、ここが大変問題なところです。」
「すべての生態系サービスをお金に換算した場合、年間、少なくとも十六兆~五十四兆ドル。これは世界のGDPにほぼ匹敵します」

著者は何でも金で測る考え方を否定していると思いますが、金で測らないと実感値にならないのも事実。
世界のGDPと同じだけのサービスを提供しているといわれると、自然の重要さが数字として迫ってきます。

話はそれますが、今の仕事って基本的にすべてサービス業だと私は考えています。
サービス業の本質って、お客様がサービスを受けていることにすら気づかないっていうことですよね。
がつがつとサービスしてあげてますっていうのは、まだまだ。
気づかれないくらい自然にサービスをする、そんな境地に早くたてるよう精進しなければと思います。

「米一キログラムを作るのに3.6トンの水が必要」
「日本は大量の穀物を輸入しているが、これはその数千倍の水を同時に輸入しているといえる」

世界的な水不足がいわれて久しいですが、日本は豊富な水資源により水不足を感じにくい国です。
しかし、自給率の低さにより大量の穀物輸入国である日本は、大量の水輸入国であり、水不足をもっと深刻に考える必要がありますね。

「ゾウの時間、ネズミの時間」でも記載されていた、寿命に関しても記載があり、それによれば

「ヒトの場合は心臓が15億回打っても41歳」

とあり、生物学的に41歳が本来の寿命であるとコメントされています。

「室町時代の寿命は30歳代前半。江戸時代で40歳代、昭和22年に至ってもまだ50歳」
「縄文時代に60歳より長生きした人は、100人に1人、室町時代でも10人に1人」

こういったデータを見せられると現代の長寿世界の異常さを感じますね。
蛇足ですが徳川家康は75歳まで生きました。織田信長は49歳、豊臣秀吉は62歳、武田信玄は53歳。
長生きは天下人になった大きな理由の一つですね。

「われわれ団塊の世代がこの長い老いをどう生きて行ったらいいのか」
「生物学としての話の流れからすれば、定年後は姨捨山に行くしかない」

生物学を学問として突き詰めればまさしく上記の回答のとおり。
自然淘汰を考えればそうならざるを得ないと思います。
ただ人間には相手への思いやりがあり、人間の命を何よりも重く考える思想があります。

「利益を抜きにして世のために働く」

これを生物学的に生きているはずのない老人の生き方にすべきだと述べています。
立派な考えですし、皆さんこう考えるのでしょうが、なかなか実践は難しいですよね。
今の政治家の方達も皆さんこう考えて政治家になったのでしょうが、実現はなかなか難しい。
一人一人の利益と全体の利益は一致しませんからね。


生物学をすべてのベースにしているため、日頃は考えない目線から物事を見れると思います。
本を読むことの大きな目的の一つが、自分とは異なる目線を得ることだと考えると、がらっと変わった目線を得られるので、とてもオススメです。
なにより、内容のひとつひとつが新鮮なので読んでいて面白いですし。

生物学的文明論 (新潮新書)/本川 達雄

¥777
Amazon.co.jp

Macの利用時間を飛躍的に延ばせるHyperJuiceを購入しました。


購入したのは一番小さい60Whタイプ。

他にも100Wh、150Wh、222Whのタイプがありますが、Macbookiairと使う予定でもあり、あまり重いとせっかくの軽さが損なわれるので一番小さいタイプを選択しました。


購入したのは渋谷のact2ショップ。


http://www.act2.com/realshop


道玄坂を登っていき、道玄坂交番前の交差点を左に曲がるとあります。

思ったより小さいお店で知らないと通り過ぎそうになるかも。


お店の店員さはとても気さくで、扱っている商品を紹介したくて仕方ない感じでした。

他のタイプもぜひ実際に持ってみて重さを体感してみてといわれ、もって見ましたが、100Whはまぁありな感じですね。

それ以上のタイプは結構ずっしりきます。Macbookairより重いぐらいですからね。

お店の方に聞いてみるとやはり60Whが一番人気みたいです。

中には60Whを二つ購入し、シチュエーションによって1個持ち出すか2個持ち出すか使い分けている方もいるとか。

私が購入した60Whは最後の1個だったらしく、ぎりぎりゲットできました。

19,800円なり。

他のタイプはまだまだ在庫ありとのこと。


早速開封してみました。


Kit-no-blog


Kit-no-blog

充電用のケーブルと、Macにつなぐためのケーブルです。

ただMacにつなぐためには別途、下記のappleのケーブルが必要なので別途購入が必要ですが。


Apple MagSafeエアラインアダプタ [MA598Z/A]/アップル
¥5,800
Amazon.co.jp

Kit-no-blog


USBの出力も当然可能なので、iphone、携帯電話、Pocketwifi、PSPなどなど色々なものに利用できます。


使い込んだら感想をアップしようと思います。


渋谷のact2ショップは店員の方がとても感じがよく、置いてあるものもガジェット好きにはたまらない感じでしたので、時間があればまたいってみたいと思います。

iphoneのケースがほしい。。。

みなさんも興味があればぜひ。