大正父ちゃんの教え 「晩飯をつくれ!」 | 貴照良日

貴照良日

鑑定歴32年。当初は、熊本中心地のカフェで鑑定。下通り,上通り,新市街に交通センター(現:サクラマチ)のcafeで待ち合わせをして鑑定していた時代。熊本を拠点とし、国内外の方のリモート鑑定も行ってます。鑑定50,000人以上になり、その独自流の統計から「貴照鑑定」を確立

小学生の時

 

私は父親に対して良く思うことがありました・・

 

「クソじじ~~」って(笑)

 

私は「お手伝いさんじゃないぞ!」って

 

今の時代ならば、男女差別と言われそうですが、

 

父は、

 

「お前はオンナだろう!

掃除・洗濯・食事は出来るように

お母ちゃんにちゃんと習え!」って

 

小学校に入学してから間もなく・・

 

7歳になる年から・・・

朝起きてから

まずは、お布団をたたんで・・ほこりが舞っているから・・

「掃除」

そして、、母は仕事をしているから

「全員の洗濯」

 

この洗濯が出来ていないと、

小学校に行くことも「遅刻しろ」だったんです。

 

お友達が向えに来てくれても

「先に行ってて~~!!私洗濯ものを干さないといけないからぁ~~」

 

あり得ないですよね~~

 

そして、夕方になると

お金を渡されて「晩御飯を作れ」って

 

何を作っていいのか?まったくわからない。

「どうしたらいいの?」って聞くと

 

「それを考えろ!」ですって!

 

仕方なく、近所の「八百屋」さんの前にたって・・

モジモジ・・。

 

すると八百屋さんのおじさんが「どうしたの?」と聞いてくれて

 

「お父ちゃんが夜のご飯をつくれって!!言われても

何をどうやってつくるか?わからなくって・・・」と。私

 

初めての食材として買ったのが「じゃがいも」

 

私はビックリしたんです。

私が知っているのは「ホクホクした白い御芋」

お店で売っているのは、「ちゃいろい土がついた固い御芋」

 

これが一緒のものとは全く思えず・・

 

「こんな固い御芋は食べれない」って

お店のおじさんに言いました。

 

そうしたら、おじさんが「いろいろな食べ方」を教えてくれたんですよね~~(笑)

 

洗ってゆでることから・・・

 

そこから、私の「お料理」が始まったんですよ。

 

もう少し高学年だったら「食材とメニュー」が結びついてでしょうが・・

まだ、7歳ごろの私には結びつかず、毎日が「ビックリ」でした。

 

そして八百屋さんのおじさんがレシピを書いてくれて

私にでも出来るように、足りない材料はどこで買うといいのか!も

全て書いて次のお店にそのメモを見せて必要なものを買って

初めて夜に・・お台所で作ったんです。

 

当時、母は何も手を出さずに・・

ずっと見守っていてくれたことを今になって思うと・・

 

気の長い人だなぁ~~って

 

今の時代だったら・・

汚したら・・「ダメダメ・・もう‥いいからあっちに行って」

掃除の事を考えて子供にさせなかったり

 

包丁を使うのをみて・・危なっかしいから・・

ある程度までやって、「ここから切ればいいわよ!」って

手も口も出してしまいそう

 

でも、当時の母はずっとそばで見ていてくれていたんですね~~。

もちろん、さっそくその日に指をちょっと切っちゃったのを覚えています。

火をつけるのが怖かったのも覚えています。

ジャガイモが、熱かったのも覚えています。

 

肉が気持ち悪かったのも覚えています。

 

初めて作ったのは、

ジャガイモを湯がいて皮をむき

お肉を炒めて、そこへ先ほどのジャガイモを入れて

「こふきいも」だったと思います。

 

恐らく、これだったら失敗がないし、

確か??マヨネーズを最後にかけなさいって言われたような?

 

次の日は、お魚屋さんのおじさんに同じように教えてもらい・・

その次の日は、乾物屋さん・・そして次は・・と

商店街のお店を、一軒・・一軒・・訪ねて毎晩のおかずを作っていました。

 

おかげ様で、

三之谷商店街では、人気者だったのも自覚があります(笑)

 

この流れを

私が子供を育てている時に

思い出すことが何度もありました。

 

すぐに・・答えを言いたくなった時

すぐに・・手を出したくなった時

 

そう、今の私があるのは

あの両親が「見守り教育」をしてくれたからだと

感じております。

 

お仕事でも

自分がしたほうが早い!って思うことがありますね。

 

それでは後輩が育たない!

 

お勉強でも

答えを言って説明したほうが早くわかってもらえるかも!って

考えている途中なのに説明を始めてしまうことがありますよね。

 

答えが出せるまで待てなければ、

最後まで考える力がつかない。

 

そう思うと、

 

今の私が

考えたり・・・

調べたり・・・

すぐに辞書を引いたり・・

専門家のお尋ねしたり・・・

 

わからないままが嫌で・・・

時間がかかっちゃう私。

 

今、天の川では

きゃべつの千切りが・・マスターのようにできず

毎日のように、どうしてかなぁ~~?と

考えちゃってます(笑)

 

これは、

幼い時に

「最後まで考えてやり遂げる」癖をつけてくれたからかなぁ~~

 

ありがとう!!両親!!