この記事は料理とは関係ありません
不快な思いをさせたくないので
興味のない方はスルーして下さい




めっちゃくちゃだった昨日
子供みたいに声をあげて泣いて
発作を2回も起こして…


それからずっと夜まで
部屋に閉じこもっていた


夜、父が帰宅してしばらくすると
1階で騒いでる声が聞こえた

2階の私の部屋まで聞こえる声
認知症の祖母がお金を無くしたと
両親が一緒に探していた

認知症の祖母は
お金を何度も出したりしまったり
どこに入れたのかわからなくなる

財布に入れても
またどこかにしまって忘れてしまう

それが毎回で
さすがに父も仕事の疲れから
祖母にキツい言葉をかけていた

私は子供の頃
アル中だった祖父が家族に
暴言を吐くのが嫌いだった

父も言葉が元々キツい人で
お酒が入ると余計にそうで


お酒、暴言、嘔吐


私のトラウマになった


お金を探しながら
父がキツい言葉を言うたび
耳を塞ぎたくなったけど

私は部屋から飛び出して
祖母のお金を夢中で探した

お金はすぐ見つかった


その後両親に
祖母と2人にしてほしいとお願いして
祖母と私の病気の話をした


ゆぅはね
ご飯が食べられない病気なんだよ
食べたくても食べれなくて
食べなきゃいけないのも
わかってるけど怖くてできないの
だから病院に行って
頑張って治してるから
ゆぅのご飯の心配しなくていいから
ゆぅは大丈夫だから



涙をボロボロ流しながら
一生懸命伝えた



たぶん、いや絶対
この話をした事を祖母は
忘れてしまうだろう


それでもちゃんと
伝えたかった


祖母の心配の言葉が重荷になり
祖母を避けるように
なってしまった自分が許せなかった


忘れてもいい


でも大好きな祖母を
避けて暮らすのはやめにしたかった





今日のお昼時間に
祖母の所へ行くと
祖母は私に言った


ご飯食べた?


祖母はやっぱり忘れていた
でもなんとなく覚えているような
そんな気がした…


少し申し訳なさそうに
気を使ったような
小さな声で私に言った


私はもう嘘を吐くのをやめた



食べてないよ
でも大丈夫



祖母にしたら食べない事は
心配かもしれないけど
私が元気に祖母と話せる方が
いいと思った



おばぁちゃん、ごめんね



病気が治ったら
一緒にご飯美味しいねって
食べようね


だから長生きしてね