嵐の会見も踊る姿も歌も番組もあの日から何も見ていないし聴いていない。曲を聴くと姿を見ると感情が爆発して泣きそうになる。だからずっと、嵐から距離を取って向かい合えていなかった。


何を見ても、 「 智くんはどう思ってるんだろう。この笑顔の裏で何を考えているんだろう。 」 「 嵐は楽しいのかな。活動休止が決まっているのに何で笑ってるの? 」 って思ってしまいそうで怖かったんだと思う。

わたしたちを含め 「 チーム嵐 」 と言うのなら、活動休止を決める前にわたしたちにも意見を聞いて欲しかった … って、意味の分からないことを思ったりもした。

新しいアルバムもシングルも発売予定がない。新しいドラマや映画に出演する情報もない。新しいことはもう何もなくて、これからは 終わり しか意識していないんじゃないかって思ったら、とても寂しくなった。

雑誌やCMは 最後・集大成 を全面に押し出した演出。まだ来年も 嵐 は存在するのに、終わりに向かっていく感じがして凄く嫌だった。

嵐から発せられる 残りの時間・最後まで って言葉たちに傷つくのがこわかった。 

潤くんは、メンバーは、本当に活動休止を納得してるんだろうか … って考えることもあった。



嵐が活動休止するまで1年10ヶ月しかないのに、わたしは20日間も立ち止まったまま。彼らが全力で走り続けてる姿を横目で見ながら、受け止めきれない想いや不安や怖さや寂しさを抱えて、嵐から目を背けてた。距離は離れていくばかり。


こう感じてることを誰かに知られたくない ( 誰に何をどこまで吐き出していいのか分からなくて ) って思いが強くなった結果、想いが上手に吐き出せてなくて、本音と建前の建前しか言葉に出さなくなった。消化不良で苦しくなってまた一人で抱え込む。その繰り返し。



今日更新された オトノハ を読んだ。
嵐の言葉から目を背けてたはずなのに、オトノハを読もうって思った。読んで、感情が爆発して、あの日以来の大号泣してしまった。



あの日から誰とも活動休止について話していなかった。
あの日から泣けていなかった。

いまのわたしに足りないものってこれなんだと思った。



嵐は2020年まで全力で走り続けるって言ってるにも関わらず、わたしは2021年以降のことばかり考えていた。

潤くんの個人活動のこと、活動再開するのかしないのか、活動休止中はメンバーの共演があるのかないのか … コンサートでキラキラしてる潤くんが見れなくなってしまう不安。

いまの嵐から目を背けた結果、まだどうなるかも分からない未来しか見ていなかった。


約23年間ずっと潤くんが好きで、約20年間ずっと嵐のファンだった。だから、それがなくなってしまう2年後からの自分が想像できなくて、その時のことばかり考えしまったんだと思う。



冷静になって自分と向き合うとちゃんと気付けてるのに、それでもまだ、嵐と向き合えない・前に進めない そんな自分が凄く嫌だった。



そんな時、ずっと話したかった二宮担ちゃんと話す機会がやっと出来た。自分だけだと思っていた想いを彼女も抱えていたことを知って、少しだけ気持ちが軽くなった。わたしだけじゃなかったんだって安心した。

想いを吐き出すことの大切さに気づかせてくれた。



オトノハ に、「 本当のファンなら○○であるべき は存在しない 」 って言葉があった。

「 本当のファンなら 」 わたしはこの言葉にいつも違和感を持っていた。「 本当のファン 」 って何だろう … ルールブックでもあるんだろうか。大多数の持つ定義がその答えなら、わたしの価値観 ( 嵐に対する考え方 ) はそれに値しないってずっと思ってた。

いままで誰かに聞かれたり相談されたら自分の意見は伝えてきたし、それこそ、ブログには自分の本音に近い想いは吐き出してきたつもりだった。ただ、一方的に自分の意見や想いを誰かに押し付けたことはないと思ってる。だから、Twitterなどで想いを吐き出した時に送られてきた 「 ○○しましょう 」 「 ○○ですよ 」 って、誰かの想いを押し付けられるのが凄く違和感だった。

価値観は人それぞれだし、自分の意見が正しいなんて言うつもりはない。誰かの価値観を否定するつもりもない。価値観の合う人はもちろんだけど、合わない人と語り合うのは楽しいし嫌いじゃない。でも、価値観を押し付けられるのは苦手。だから、想いを吐き出せなくなって苦しくなっていたんだと思う。

そんな時に、翔くんがこの言葉を伝えてくれた。



わたしがいつも負けそうになったり悩んだりした時、背中を押してくれたのはいつも彼らからの言葉や姿や歌だった。そんなことも忘れて嵐から目を背けてた。そりゃ、前に進めないはずだよ。


まだまだ思うことはたくさんある。まだまだ受け止めきれないのも事実。それを少しずつ消化していきたい。全部じゃなくてもいい。自分のペースで少しずつ。時にはブログやTwitterで想いを吐き出したり友達と話したりもする。( お友達のみなさま、お付き合いよろしくお願いします )

抱え込みすぎるまえにちゃんと泣くことも忘れずに。

嵐の番組も見るし歌も聴く。



前に進むためにまずは、前を向かなくちゃ。
だってわたしはまだ前すら向けていないから。

嵐の背中をまずは見ることから始めようと思う。