おはようございます!

2024・2・5アップデート 右差し 難しい?申請は不要になった様です。

上差し故郷の群馬県も良い天気です。右差し YouTubeのライブカメラをフルスクリーンにして、スクリーンショット

 

で紹介したVarAC(デジタル通信:チャットツール)を使った短波帯通信を行うための許可が下りました。
以前書いたかもしれませんが、このツールのユーザーは、NATO加盟国のアマチュア無線家が圧倒的に多いです。

従って、有事も含む際の非常通信にも利用されます。
極東のこの地から、場合によってはその非常通信に加われることへの許可を頂けたということにもなります。右差し 少々きな臭いですね。

 

固定局免許状:

上差し日本では、SSB(phone)での運用が認められていない10MHz帯での今回の変更申請は行っていません。28MHz帯(以上)の場合は、G1Eは3VAに含まれています。

 

 

以下、私個人の環境に於ける情報(含む思い込み)です。仮に参考にされる場合は、自己責任扱でお願い致します。

上差し離れた宅内シャックのPC(Windows 7 Professional)にリモートデスクトップで入って操作
H.R.D.で、TS-950SDXのI/Fフィルターの切り替え(2.7KHz⇔1.8KHz)を行っています。

VFO は、Aを使用、VarACでのリグ設定は、TS-850にします。

追加された電波形式は、G1E, G7W(2K40), D7W(2K40)です。私の拙い申請(トライアンドエラー)にお付き合い頂き、今回の免許取得へのご支援頂いた総務省の職員方々には、御礼申し上げます。


総務省審査官との質疑応答:

①モードの概要
・OFDM変調方式に基づくHF、VHF帯(28MHz)での高速伝送方式
 
②運用する目的
・HF帯において、各アマチュア無線バンド毎の
 本高速伝送方式の実用実験と性能検証
 及び欧米地区で行われている運用実験に参加予定

③占有周波数帯域幅が必要な理由
・前記の検証する上で、
 例として、
 42bpsを実現するための59種のサブキャリアを利用
 その為には、SSBで2.4KHz(最大)のバンド幅をフルに
 使用する必要がある。

VARA HF モデムとVarAC(文字通信、データ転送を目的とするアプリケーション)
を使うことで上記の実験が可能となる。

###
また、VARAモード運用許可を受ける無線局免許の変更申請に際しての技術面での理屈は、

を参考にするのが良いと思います。VARA HF モデムは、通常500Hz幅の音声帯域で使用します。

 

上差し今回免許された電波形式とVARA HF  モデムが利用するモードの関係

G1Eは、VARA HF モデムをチューニングする際の電波形式です。
FSKについては、PSK多チャンネルの特殊系と見做せるかと。そのためには、OFDMについての理解が必要です。
フーリエ変換とか逆フーリエ変換は大学の講義で習いましたが、いまいちピンと来ていませんでした。
今回趣味を通じて、その実用性が理解できた気がします。グッ

VarACでの交信は、Peer To Peerの通信です。しかもVARA HF モデムを介したOFDMの通信方式を使っているので、傍受されても通常のphoneでの通信と比較して、通信内容が第三者に伝わり難いと思っています。

 

 【参考】

 

 

https://forums.qrz.com/index.php?attachments/vara-specification-pdf.436732/