アイラ島で一番新しい蒸留所であるアード・ナッホー蒸留所から巡ります。
初日に島に到着して東岸から西岸に移動しましたが、その逆のルート(A846号線を西から東へ)を辿ります。フィンラガン湖への入り口を通過してから、ポートアスケイグに行かずに、手前のT字路を左折します。
2018年創業(正確には、2019/4/12)なので、ここオリジナルのウイスキーが世に出るのは、2021年になるかと。Ardbegが、ゲール語で”小さい岬”を意味するそうですから、Ardnahoeは?です。
正解は、その立地(地名)から、Ardnahoe is Scottish Gaelic for “Height of the Hollow”だそうです。
ard は丘や岬、 nahoeは、空洞の or (表面が)窪んだ ? ですかね。
因みにこの蒸留所で使用する水は、Ardnahoe Lochから採っているそうですね。
https://scotchwhisky.com/magazine/latest-news/25295/ardnahoe-whisky-distillery-opens-on-islay/
アイラ海峡に面した立地にあってジュラ島が望めます。天気のも恵まれたのでパップス・オブ・ジュラ(Paps of Jura)も良く観えました。
以下は、引用です。
パッスス・オブ・ジュラ(Paps of Jura)は、円錐状の珪岩からなる山地で島の南西部(事実上南半分)を占めている。papとは「乳首(のような物)」と言った意味なので、Paps of Juraとは「ジュラ島の乳首群」と言った意味である。パッスス・オブ・ジュラの主な山の頂(pap/乳首)は次の3つで、どれも標高700mを超えている。
- Beinn an Òir (ゲール語で「黄金の山」の意)は最も高く785m。
- Beinn Shiantaidh (ゲール語で「聖なる山」の意)は735m。
- Beinn a' Chaolais (ゲール語で「海峡の山」の意)は1m差で最も低く、734m。
引用は、ここまで
パップス・オブ・ジュラは、立地条件が似ているブナハーブン蒸留所、カリラ蒸留所からも良く望めます。(天候次第ですが。。。)
次は、ブナハーブン蒸留所に移動します。ここからもパップス・オブ・ジュラが、良く見えました。今回の蒸留所巡りの中で、周囲の風景が一番美しかった思います。 Bunnahabhainとは、ゲール語で「河口」の意味だそうです。
約30分程度ですが、テースティング及び土産購入のための時間がとれました。
https://www.undiscoveredscotland.co.uk/islay/bunnahabhaindistillery/index.html
ロゴ入りのピックアップトラックです。絵になりますね。
テースティングは、のピアの付け根にあるウッドデッキ上のベンチでアイラ海峡を眺めながら楽しめます。
パップス・オブ・ジュラをアイラ海峡越しに望みます。これまたインスタ映えしそうです。。。
さて次は、A846号線でブリッジェンド(Bridgend)迄戻ってから、A847号線を湾沿いに西方向に移動します。目指すは、 ブルックラディ蒸留所です。
https://www.undiscoveredscotland.co.uk/islay/bruichladdichdistillery/index.html
上手く時間が合えば見学ツアーが可能なのですが、ここではテースティングのみとなりました。
Bruichladdichとは、 ゲール語で「磯に面した急な土手」の意味だそうです。
こちらは、ロゴ入りのミニバンです。
ポートシャーロット10年(PORT CHARLOTTE 10yo)とチェーサー、THE BOTANISTは、ここで蒸留されるジンです。
ブルックラッディー(BRUICHLADDICH THE CLASSIC LADDIE これはノンピーティッド ボトルのデザインがモダンで有名ですね。)とポートシャーロット(向かって右)
フェノール値がアイラの中では最も高いと言われるオクトモア(OCTOMORE)は、残念ながら試す機会がありませんでした。
さて2日目の最後は、キルホーマン蒸留所になります。
https://www.undiscoveredscotland.co.uk/islay/kilchomandistillery/index.html
ここは、海辺に面していません。ここでは、見学ツアーをしながらテースティング(2種類の試飲 マキヤーベイ[MACHIR BAY]とサナイグ [SANAIG])が出来ました。
SANAIGとは、蒸溜所北西に位置する岩の多い小さな入り江の名前だそうです。
ウイスキーキャットのお出迎え。蒸留所の拡張工事が行われていた関係からでしょうか、裏口?から入場した関係で会えたのかも知れません。
ボウモア蒸留所とは対照的に、ここでは蒸留の工程を分析してモダンかつ科学的?に造られている印象を受けました。設備が新しいからその様な印象を受けたのかも知れません。
製麦(麦芽 フロアモルティング、ピーティング)→仕込み(糖化)→発酵→
左が、フロアモルティング建屋で右側がキルンですね。
見学ツアーのお土産は、テースティングで使ったグラスと小瓶に入ったマキヤーベイです。
その後は、マキヤーベイに移動です。アイラ島西沿岸に遠浅の砂浜が広がります。
左が湾側で右がアイラ島側
この後はボウモアの町に戻り、2日目は解散となりました。夕食はチャイニーズ(Golden Dragon@The Square)レストランのtake away(イギリスでは、take outとは言いません。)をしてコテージで夕食となりました。
TBC
【参考】
https://ardnahoedistillery.com/