桜の季節も都内は終わろうとしています葉桜ばかりをみかけるこの頃です。そして徐々に新緑が生い茂り始めています。窓から見える表参道の新緑も、日々、成長しているのがわかります
今週のオフィスいけばなは、芍薬とモンステラ、木苺、レモンリーフです花器がごつくて存在感あるので、器に呑み込まれないよう、いけばなもスケール大きく、そして大ぶりばかりの花材を使うことなど、全貌を意識します。
芍薬はこれから5月が本格的に市場に出てきます。美しい女性を表現した有名な言葉、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」のあの芍薬です
華やかでありノーブルである魅力は、他の追随を許しません
横から斜めからみても奥行があるようにするのがいけばなです。緑がまぶしい木苺、レモンリーフをたくさん入れました
美しい芍薬の弱点は長持ちしないことこのあと、三日でダメになり、新しい芍薬に活け替えました
ダリアやバラも圧倒的な美を誇りますが、実は、お店やレストランでの活けこみには向いてないかもしれません
ボス席はレモンリーフと木苺だけで小ざっぱりと黒の縦長のマグカップにぴったりです