研究会は、渋く「木の構成」でした。。現在の教科書にはありませんが、10数年前の草月流三代家元勅使河原宏先生の時代にはカリキュラムに入っていたそうです
木蓮、桜、ぼけの枝の部分が集められたものがかたまりとなって、用意されていました。
ぼけの枝物を使いましたが、特に手を加えることはないくらい、良い枝ぶりでしたので絡め、
ワイヤーで一か所だけ結び立たせました。
その後、二部構成として、花もの(チューリップ)、枝もの(桜)をそれぞれ加えることになりました。
最初はおりだめをした啓翁桜を入れましたが、枝ものが多すぎるとの先生の指摘で抜いたところ、
なんとか良くなりました~
見せ場がなんだかわからなくなるのではなく、ポイントをはっきりさせるべきですね☆☆☆
今回もマニアックなテーマに呑み込まれず、草月らしい醍醐味を兼ね備えた素晴らしい生徒皆様の作品です
こちらは「焚火の蒔きのよう。。」と盛り上がりました。ワイヤーで数か所を形作っています。
以前に見かけたデンマーク発のシルバージュエリーやステンレス製カトラリーのジョージ・ジェンセンのお店にあったディスプレイがこんな感じでした
いくつもいくつも大小の蒔きが敷かれ、ラグマットや洋書、キャンドルと一緒に演出されていて素敵でした~
きっとこちらの作品もライティングがあったり、リビングに置いたらより一層引き立ちますね
植物(お花、枝物)を加えられたら、こんなにゴージャスかつモダン
そして、こちらの方作品はいつも狂おしい激しさを感じてしまいます~ズキュン。。
青文字とアンスリウムの持つ色や形の特徴をお上手に組み込まれています。
こちらは木蓮の枝物を使われて構成されています。枝物への理解力が素晴らしい
枝物フォームが完成されていますので、そこに朱色とシルバーの花器をバランスよく配置され、その上に赤色チューリップをスタイリッシュに活けられています。
お花部分だけ変えても通用するだけのパーフェクトなスタイルの力や強さがありますね。
こちらは桜の枝ものを裂いた ディテールにして密集された「木の構成」です
二部構成として葉物やチューリップを加えられました。
草月流らしい魅力のすべてが入っていると深く思いました。自由、独創性、伸びやかで斬新で。。
かっこいいっす。
今回も素晴らしい研究会でした。もっともっと努力しないと