訪問ありがとうございます。
今回は過労死の話を少ししようと思います。
厚労省のデータによれば、国内の年間自殺者はおおよそ24,000人です。
毎日毎日65人ずつ自ら命を絶っていることになります。
自殺の原因としては、健康上の理由や家庭環境、いじめ等いろいろありますが、
「仕事に関することが原因」とされるものがおおよそ年間6,800人となっています。
毎日18人ずつ「仕事上の理由」で自ら命を絶っています。
ちなみにですが「過労死」には「過労死」と「過労自死」の2種類があります。
「過労死」は、主に過度な長時間労働による心身のダメージが蓄積されたものです。
「過労自死」は、主に業務内容の過度なミスマッチ、上司等のパワハラで精神的に疲弊し、自殺に至るというものです。
過度な長時間労働が直接の原因にならないこともあります。
業務における強い心理的ストレスで精神障害を発病したとする労災請求件数は、増加傾向にあります。
平成11年には150件だったものが、平成27年には1,515件となっています。10倍です。
自殺をする人は遺書など最後に何らかのメッセージを残すことがありますが、
そこに書かれていることの多くが「ごめんなさい」「すいません」「申し訳ありません」という謝罪の言葉です。
「悪いのは私です」と言いながら死を選ぶわけです。
そういう死に方をするために、生涯を費やしてきたというのは無残が過ぎます。
自死を選ぶ人は、「精神的に疲弊するのは私が弱いせいだ」として、自分の責任として捉えます。
「もし、世界中全部の会社が自分の職場のようになった場合、世界はハッピーになれそうか?」とちょっと考えてみてください。
その答えが「いいえ」であれば、その職場から離れた方がいいです。
「辞める勇気」というのは相当なものです。
生きていれば良いことばかりではないです。
ですが、ヒトにはそれを何とかしようとする「知恵」というものがあります。
つらい状況でも「なんとかなる」とほんの少しでも意識していると良いかと。
最後まで読んでいただきありがとうございました。