新2年生になった主人公達。文芸部に新入生が入部しなくて廃部の危機。主人公の温水は顧問の小抜から新入生の入部を打診される。ただその新入生は訳ありな様子で…
文芸部の明日は新入生·白玉リコの手に託された!?
[感想]
愛知県豊橋市が舞台のライトノベル小説。今回は、豊川市のイオンモール豊川や豊橋市の南ジャス(現·イオン豊橋南店)が登場。今回も面白い。
今回は新キャラクターの新入生「白玉リコ」が負けヒロインに登場するが、”あざとかわいい後輩“というボジションを確立しているマケインか゚物語に嵐を巻き起こす。
白玉リコの望みを叶える為に東奔西走する文芸部&生徒会+α。主人公の温水やマケイン達だけでなく、朝雲さんや佳樹までも巻き込みながらもリコの想いをかなえさせようとする姿は団結力があり頼もしい存在。
兄弟とも兄妹とも違う姉妹という複雑な関係と感情を持っている事を悟られたくない気持ち。戦う前から負けだと理解していても、勝負してしまうのが人としての性なのかもしれない。負けっぷりも負け方も人生の経験値になる。
温水の女性に対する気の使い方だったり、時として辛辣な部分が「そういうとこだぞ」という言葉に含まれているので読んでいて面白い。
※南ジャスをGoogle検索すると、きちんとイオン豊橋南店と表示されるので、豊橋市民および東三河民にとっては“南ジャス”は名称か゚変わっても「南ジャス」なんです(力説)。
7月より「負けヒロインが多すぎる!」のアニメが始まり毎週楽しみにしています。アニメのクオリティの高さ、主題歌、全てが素晴らしい出来で関わった全ての人に「ありがとうございます」と言いたい。
今まで愛知県の聖地巡礼といえば名古屋が中心だったので、豊橋に聖地巡礼が出来たのは嬉しい。「負けヒロインが多すぎる!」の生みの親である雨森たきび先生には感謝の言葉しか出てこないので、豊橋市民と東三河民はこの作品を大切にして欲しい。
多くの人にこのライトノベルを読み、アニメを見て、そして豊橋に聖地巡礼してもらえたら有り難い。何もないと思っていた田舎と都会の混在した地方都市が注目される機会はあまりないので、この熱狂を地元民として楽しみたいと思います。