本大会ではアジアの中でサッカー強国と言われているオーストラリア、サウジアラビア、イラン、韓国がパリ五輪の切符をつかむ事が出来ず、代わりに東南アジアのインドネシア、ベトナムのサッカー新興国の躍進が目立った大会だった。
日本は運良く8大会連続で五輪に出場する事が出来たが、アジア各国の戦力差は以前に比べ拮抗していると言わざるをえない状況だ。今大会でひょっとしたら足下をすくわれていたかもしれない。連続で五輪に出場出来る事が当たり前になった今こそ、奢る事なく慢心せずに日本サッカー界をより進化させ深化させなければいけない。
監督が世界のサッカー事情に精通しつつ、トレンドを把握し、日本代表にとって何が出来るのかを理解しなければならない。得点のとれるストライカーの育成はすぐに出来ないし、身体能力の高いGKだって簡単に出てこない。サッカーIQが高くなければ、現代サッカーに通用しない。自分達の特性を活かした戦術を選び、フォーメーションでなければ、相手に勝つ事は難しいだろう。
サッカーU23日本代表の選手のみなさん、お疲れ様でした。優勝おめでとうございます。