小野不由美「十二国記」シリーズの思い出。 | 日日之出来事

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 Twitter(現X)にて流れてきたので、十二国記との思い出を語る。

 はじめて「十二国記」を知ったのは、大学生時代、深夜にNHKでアニメ「十二国記」の再放送をたまたま見たのがキッカケ。はじめて見た時に「何だコレは!?」と衝撃が走ったのを覚えている。あわてて作品名と原作者を紙にメモ、翌日 本屋さんに行き棚に陳列していた「十二国記」シリーズを当時出ていた全巻(月の影〜華胥の幽夢)一括購入。その当時はまだ講談社X文庫のしかなかった。新潮社文庫版はまだだった。

 読んでみてとにかく驚いた。何と凄い作品なんだろうと。これをもっと早くに知っていれば…という後悔が読み終わった時に思った。


 ファンタジー小説であるが、ファンタジーという枠を超えて、私達読者に人とは、人生とは、己とは、何を為すべきかを問い続けている作品。いまだに読み返している作品。自分の人格形成の骨格となり柱となる部分がある。名言名場面が多く、何度でも何回でも楽しめるエンターテインメント作品。

 十二国記シリーズの新作が出なくてもファンは待ち続けたし、ニュースで新作が出ると聞いた時は狂喜乱舞した。十八年ぶりの長編新作の「白銀の墟〜」の発売日には台風が日本列島を直撃して十二国記ファンからは「誰が触をおこした〜」と話題に。私は発売日は近くの本屋さんの開店と同時に入店、陳列棚の一番目立つ場所に置かれていた新作の十二国記シリーズを購入、即自宅に帰宅してゆっくりじっくり読んだ。


 とにかく十二国記シリーズは数多くの人を虜にする作品でまだ読んでいない人に読んでほしい作品。特に十代後半の思春期多感な時期の若人に読んでほしい作品。過去にアニメ化されているが、実写化、再アニメ化を希望する作品。


「月の影〜」の序盤はダークな展開で挫折するかもしれない。ネズミが登場するまで読み続けろが十二国記シリーズを読んだ人の合言葉。


 私個人の好きな言葉 獨立不羈