今週より、改めて小林正観さんの著書『ありがとうの神様』シリーズについて再度見ていきます。
人間にのみ備わっている本能
動物には以下の本能が備わっています。
■ 自己保存の本能
体を維持する行動をとる本能
■ 種の保存の本能
子孫を残す本能
ここまでが動物に属する「ヒト」もまた持っている本能です。
しかし、もう一つ「人間」にのみ与えられている本能があります。
それが
「喜ばれると嬉しいという本能」です。
他者がいなければ喜ばれない
方向が間違ってしまった自信や、逆に人間不信となって、自分の殻に閉じこもったりして、「自分一人だけで生きていける」などと誤った考えを持ってしまうことがあるかもしれませんが、一つとして自分一人でできることはありません。
また、「他人と競い、自分が勝ち上がると嬉しい」という次元で考えるというのは、まさしく「独り勝ち」ということであり、「一人」ということでしょう。
目の前にあるもの一つ取っても、自分の力だけではそこに存在しないものです。
つまり、自分という存在そのものが他人にとって生かされています。
生まれたばかりの赤ちゃんは何一つ自分でできない
自分で収入が得られるまでは、親に稼いでもらったお金で生きていくしかない。
自分で収入が得られるようになっても、それは他者から頂いたお金である。
こう考えていくと、どこまで行っても「独り」で生きていくことができないことがわかります。
精神的に「独り」と思っていても、少なくとも物理的には絶対に他者との関わりが外せません。
他者がいて自分がいるということがわかると、それに対して感謝の念が起こり、やがて他の誰かのために役に立ちたい、恩返ししたいと思うようになるでしょう。
それが「人と人との間で生きると」人間の「誰かに喜ばれると嬉しい」という本能なのでしょう。
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