逆プロポーズの言葉は、結婚してください!ではなく、「成婚退会しませんか」だった。
「成婚退会」というのは「結婚相談所に成婚料5万円を納めて、退会して、結婚しましょう」という意味。
夫はあっさり
「うん」
と言い、こう続けた。
「結婚相談所の月会費16,500円がもったいないですからね」
お金の問題か
結婚後、正社員なのに16,500円をケチった理由がわかった
結婚相談所のシステム
私が入会したところはこんな感じ
成婚コンシェルジュと面談
私は今まで年上の人と付き合ったことがなかった。でも「年齢は10歳上までOKにした方が出会いの幅が広がりますよ」って勧められて、そうした。
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初回からなんと1日に3人とお見合い
その後も
週1回届く6~8人分のプロフィールを読む
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会うか会わないか決める
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お見合いの場所と時間が指定される
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会う人のプロフィールを読んで話す内容を考える
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毎週末お見合い
これを繰り返す日々
自分の婚活市場での価値の低さを認識させられる
会った後に振ること、振られることに精神的に疲れる
10人と会っても、同年代には見事に振られお互い仮交際OKだった人は10歳上の1人だけ。その人は隣の県で介護タクシー会社を開業したばかりで忙しく、結局お見合いの後、一度も会えていなかった。
婚活やめたいってなった時に、お見合いしたのが夫(10歳上)だった。
穏やか、経済的に安定。高望みはしていられない。仮交際に進んだ。
介護タクシーの彼と違って、いつ誘っても会ってくれるし
介護タクシーの彼と違って、同じ県に住んでいるし
介護タクシーの彼と違って、お金を全額出してくれるし
毎週末お見合いを続けるうちに視野が狭くなっていき
介護タクシーの彼OR夫
この2人のどちらかと結婚しないと、もう結婚できないと思ってしまった。
手をつなぐこともなく、相手の親に会うこともなく、私は結婚を決めてしまったのだった。これがつらい日々の始まりになるとも知らずに。