喜びを想う菴

お料理

喜想菴女将のひとりごと



喜想菴『こぼれ話』パート12


2000年11月に開店した


『喜想菴』は

今年でおかげさまで20年


毎月欠かさず

来てくださる常連様もみえますが


本当にたくさんの人の出会いがありました



喜想菴ってどちら様の方はこちらから👇
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ツイッターはじめました
秘書さんが👍
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『なつめ』に在籍中は

それなりに
お茶のお稽古はしていましたが


何処の
お菓子屋さんが美味しいかを知ったくらいで

本当にかじったくらい(^◇^;)

お花も
習いましたが…………

1か月であまりにつまらなくて挫折(^◇^;)



の私は
器やお道具

主人の想いで集めたお軸等もわかってません


接客のキャリアはあっても

それこそ
オープンした頃は


和食のマナーだって
一般常識レベルしか知らず💦

お客様に
「こういうときはマナー的にはどうするの?」


と聞かれても
「肩ひじ張ってお食事しても美味しくないですから、お好きに召し上がっていただければいいのでは?」


(;¬_¬)


なんて
言っていたくらい自分に自信もなく💦



お花は
我流で本を参考に出来ましたが


お道具のことはチンプンカンプン💦


噂を聞きつけ
オープンした頃から

茶道界の先生方もご来店くださることもあり


道具屋さんのご紹介で

東海地区の重鎮と言われる方も!


でも……


つどつど

「今日の掛け物はなんですか?」

「こちらの器はどなたのお作?」

聞かれる度に主人に聞きに行きお答えする始末


そして
ある日お帰りの際


「ご主人様がここまでこだわってやって見えるのに、奥様がもう少しお勉強されないとねぇ」


のお言葉でした………


そもそも
美味しいものは大好きで


『なつめ』

時代はいろんな高級店に
同席させていただいたりしましたが


器だって
骨董的に価値があるとかは全く興味もなく

自分の感性だけで見てましたから

自分の感性に引っかからなければ

どんな肩書きの器でも


「ふ~ん」なんですよ


元来
おっちょこちょいの私は

よく器も割ってしまったりしましたし💦


なので
当時はどんな偉い方がみえても平常心ですが


お茶の先生とかお道具屋さんがみえるときは


😱😱😱ど!緊張なんです💦






それでも
20年の時を経て



たくさんのお客様に教えて頂くことも多く


宗磨の『こぼれ話』でも書きましたが

私も

お客様に育てて頂いた🙏


と思っています


そして今では
いろんな事を学び

会席料理の良さも
少しづつわかるようになり

主人が
お寿司屋さんでなく

なぜ
会席料理の途を選んだのか?


の答えも………




会席料理は
交響曲なのです

そう
響きが交わる✨


店側だけが音をたてていても

つまらないのです

お客様も

合いの手を入れると言うか

お店の出した音を解って欲しいのです


では
どうすればいいのか?


やはり
お客様側も
しつらえを楽しむ気持でいて欲しいし

それは
専門性を高めて!ではなく

感性で感じて貰えればいいのですが

やっぱり

最低限のマナーは必要なのです


「奥様がもう少しお勉強されないとね」

と言われた私が何を言う?!


なのかも知れませんが


だけど
もったいない❗のですよ



ほんの少しのマナーを知ってるだけで

会席料理の交響曲が自分のものになり

楽しめる

それだけでなく

癒しの時間の共有

日常の喧騒を離れ食事を通して時と向かい合う


を 
初めて楽しむことが出来るようになるのです


喜びを想っていただける菴でありたい






ほんの小さな気づきで

癒しの時間が簡単に手に入ります



と言うことで

喜想菴『こぼれ話』女将編

長々と
お付き合いくださりありがとうございました🙇‍♀


これから
少しづつ

ツラツラと

料理屋の女将が語る

超絶簡単な

和食のマナー

お伝え出来ればと思います


これからも
お付き合いくだされば
こんな嬉しいことはありません🙇‍♀


どうぞ
よろしくお願いします🙇‍♀









 小さな気づきが心を豊かにします

日日是好日✨
 
ミシュランガイド愛知 岐阜 三重版に
 
掲載して戴きました✨
 
お野菜たっぷりの癒やしの会席料理を
 
心を込めて一品一品丁寧にお作りしています🙇
 
今日も笑顔溢れる1日を
お過ごし下さい👋💕✨



 



今日もひとりごとにお付き合いくださりありがとうございました🙇‍♀
また明日もお目にかかりましょう👋