喜びを想う菴
お料理
喜想菴女将のひとりごと
喜想菴『こぼれ話』パート12
2000年11月に開店した
『喜想菴』は
今年でおかげさまで20年
毎月欠かさず
来てくださる常連様もみえますが
本当にたくさんの人の出会いがありました
喜想菴ってどちら様の方はこちらから👇
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ツイッターはじめました
秘書さんが👍
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210309/09/kisouan-miwa0015/d2/99/j/o1080108014907652453.jpg?caw=800)
『なつめ』に在籍中は
それなりに
お茶のお稽古はしていましたが
何処の
お菓子屋さんが美味しいかを知ったくらいで
本当にかじったくらい(^◇^;)
お花も
習いましたが…………
1か月であまりにつまらなくて挫折(^◇^;)
の私は
器やお道具
主人の想いで集めたお軸等もわかってません
接客のキャリアはあっても
それこそ
オープンした頃は
和食のマナーだって
一般常識レベルしか知らず💦
お客様に
「こういうときはマナー的にはどうするの?」
と聞かれても
「肩ひじ張ってお食事しても美味しくないですから、お好きに召し上がっていただければいいのでは?」
(;¬_¬)
なんて
言っていたくらい自分に自信もなく💦
お花は
我流で本を参考に出来ましたが
お道具のことはチンプンカンプン💦
噂を聞きつけ
オープンした頃から
茶道界の先生方もご来店くださることもあり
道具屋さんのご紹介で
東海地区の重鎮と言われる方も!
でも……
つどつど
「今日の掛け物はなんですか?」
「こちらの器はどなたのお作?」
等
聞かれる度に主人に聞きに行きお答えする始末
そして
ある日お帰りの際
「ご主人様がここまでこだわってやって見えるのに、奥様がもう少しお勉強されないとねぇ」
のお言葉でした………
そもそも
美味しいものは大好きで
『なつめ』
時代はいろんな高級店に
同席させていただいたりしましたが
器だって
骨董的に価値があるとかは全く興味もなく
自分の感性だけで見てましたから
自分の感性に引っかからなければ
どんな肩書きの器でも
「ふ~ん」なんですよ
元来
おっちょこちょいの私は
よく器も割ってしまったりしましたし💦
なので
当時はどんな偉い方がみえても平常心ですが
お茶の先生とかお道具屋さんがみえるときは
😱😱😱ど!緊張なんです💦
それでも
20年の時を経て
たくさんのお客様に教えて頂くことも多く
宗磨の『こぼれ話』でも書きましたが
私も
お客様に育てて頂いた🙏
と思っています
そして今では
いろんな事を学び
会席料理の良さも
少しづつわかるようになり
主人が
お寿司屋さんでなく
なぜ
会席料理の途を選んだのか?
の答えも………
会席料理は
交響曲なのです
そう
響きが交わる✨
店側だけが音をたてていても
つまらないのです
お客様も
合いの手を入れると言うか
お店の出した音を解って欲しいのです
では
どうすればいいのか?
やはり
お客様側も
しつらえを楽しむ気持でいて欲しいし
それは
専門性を高めて!ではなく
感性で感じて貰えればいいのですが
やっぱり
最低限のマナーは必要なのです
「奥様がもう少しお勉強されないとね」
と言われた私が何を言う?!
なのかも知れませんが
だけど
もったいない❗のですよ
ほんの少しのマナーを知ってるだけで
会席料理の交響曲が自分のものになり
楽しめる
それだけでなく
癒しの時間の共有
日常の喧騒を離れ食事を通して時と向かい合う
を
初めて楽しむことが出来るようになるのです
喜びを想っていただける菴でありたい
ほんの小さな気づきで
癒しの時間が簡単に手に入ります
と言うことで
喜想菴『こぼれ話』女将編
長々と
お付き合いくださりありがとうございました🙇♀
これから
少しづつ
ツラツラと
料理屋の女将が語る
超絶簡単な
和食のマナー
お伝え出来ればと思います
これからも
お付き合いくだされば
こんな嬉しいことはありません🙇♀
どうぞ
よろしくお願いします🙇♀
小さな気づきが心を豊かにします
日日是好日✨
ミシュランガイド愛知 岐阜 三重版に
掲載して戴きました✨
お野菜たっぷりの癒やしの会席料理を
心を込めて一品一品丁寧にお作りしています🙇
今日も笑顔溢れる1日を
お過ごし下さい👋💕✨