先日ちょっとお話したABC調整波動について。
マーケットの状況をみて、今トレンド転換なのか、それとも調整
下落(上昇)なのか? 高い確度でこれがわかるとすれば
トレード戦略を考える上で大いに助かると思うのですが、
ロバート・マイナー氏著の「フィボナッチブレイク売買法」の
第3章では、トレンドと調整を確認するための実践的なパターン
と題して、エリオット波動に基づいた単純なパターン認識の方法
が紹介されています。
マイナー氏は、これを見極める指針はただ一つ、それは
オーバーラップの有無であることを力説しています。
もちろんマーケットには100%絶対というものはないということが
前提であるのですが、この指針をもとに「今は調整の可能性が
高い。であるならば元のトレンドに戻る可能性が高い。
であるならば、それを前提としたトレードのセットアップを考えよう」
というように、リスクをコントロールしたトレード戦略がたてられると
いうことです。
極めて単純な指針ですが、オーバーラップというのは「マーケットが
新高値や新安値をつけたあと、直前に売買されたレンジに戻って
トレードされることと説明されています。
言葉だけではわかりにくいのですが、これをABC調整波動と呼んで
おり、調整には最低3つの異なるスイングがあるということが、もっとも
重要な情報であると説いています。
そしてABC調整波動のあとには5波からなるトレンドパターンが続く
ことが多いとのこと。
いつもこうした観点を忘れずにチャートを眺める習慣をつけると、
チャートの景色もまた違ったものに見えてくるような気がします。
例示されていたチャートを、スイングだけで描いてみました。
